2010年 3月 16日 (火)

       

■ 北水建設工業が破産 「排除勧告」では16社目

     
  盛岡地裁に自己破産申請した北水建設工業  
 
盛岡地裁に自己破産申請した北水建設工業
 
  盛岡市名須川町の北水建設工業(伊藤篤宏社長、資本金4800万円、従業員13人)が15日、事業停止し、盛岡地裁に自己破産を申請した。事後処理を盛岡市の安達孝一弁護士(盛岡市神明町8の18、電話019-653-2272)に一任した。

  同日は入り口に「国の政策により公共事業費が削除され、工事量が減少したことなどにより、事業を継続できなくなった」との張り紙が出され、事務所は閉鎖された。同社は公取の排除勧告を受けた県内91社の1社。今年初めて、計16社目の破たんとなった。帝国データバンク盛岡支店によると、負債総額は09年12月期末で約4億1千万円。

  同支店によると同社はピーク時の2000年12月期には売上高約32億4600万円を計上。近年は公共工事の削減により民間にシフトしていたが回復できず、05年以降はリストラに取り組んだ。その後も低迷し、09年12月期には売上高が6億8400万円に落ち込み、赤字決算となっていた。

  東京商工リサーチ盛岡支店によると同社は1962年設立。農業関連施設の受注に強く、官公庁や民間に積極的に参入し、A級業者として県や盛岡市の公共建築を多く手がけてきた。建設需要の低迷により近年は業績が悪化。資金面は低収益体質と自己資本不足から借入に依存する傾向が続き、資金調達が限界に達した。


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