2010年 8月 6日 (金)

       

■ 不登校児童生徒が大幅減 12年ぶり1000人割る

 県教委は5日、09年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果(本県分)を発表した。これによると、09年度、県内公立学校で、病気や経済的理由以外で年間30日以上欠席した「不登校」の小中学生は前年度より160人少ない984人。97年度以来12年ぶりに1千人を下回った。小学生は前年度より9人少ない137人、中学生は151人少ない847人で、中学生の減少が目立った。

  特に中学生はチームによる支援や校内の教育相談態勢の強化など、個々に応じた支援、指導の充実を図ってきた効果が現れたという。小学生も事例研究などを通して不登校に対する共通理解が深まってきたとしている。

  全児童生徒に占める不登校の割合は小学生が前年度より0・01ポイント減少し0・19%、中学生が0・32ポイント減少し2・19%で、いずれも、国公立、私立を含めた全国の比率(小学生0・32%、中学生2・77%)を下回った。

  不登校は学年が上がるにつれて増加。特に生活環境や学習内容が大きく変わる中1の不登校は、同じ学年集団が6年生だったときと比較し出現率が約3・6倍と「中1ギャップ」は顕著。ただ、小中連携による粘り強い取り組みが続いており、改善傾向も見られるとしている。

  不登校のきっかけと考えられる状況は小中学生とも、極度の不安や緊張、無気力といった「その他本人に関わる問題」が最も多い(小学生35・0%、中学生34・1%)。次いで小学生は「親子関係をめぐる問題」(27・7%)、中学生は「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(28・7%)が続いた。

  不登校状態が継続している理由は小中学生とも「不安など情緒的混乱」(小学生36・0%、中学生29・8%)が最多。指導の結果、好ましい変化が見られた児童生徒の割合は小学生56・9%、中学生53・1%だった。

   ◇   ◇

  5日発表された2010年度学校基本調査結果速報(県政策地域部まとめ)によると、国立、私立を含めた県内の小中学校全体では09年度、「不登校」の児童生徒は989人だった。小学生は前年度より10人少ない137人、中学生は153人少ない852人だった。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします