2010年 8月 6日 (金)

       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉47 カジキのピリッとおろしかけ 丸山淑子

     
   
     
  東京は、何でもある所と思われがちですが、生カジキの切り身は、ほとんど見かけません。輸入ものが並んでいます。ごくたまに見かけても、日常のおかずにするには勇気が要る値段です。さて、三陸岩手のカジキマグロ漁(メカジキ・マカジキ)は7〜10月まで。8月が最盛期です。

  カジキマグロは加熱すると、ぱさつきがちな魚なので、ムニエル・照り焼きなどに利用されますが、夏なので「簡単&サッパリゆでカジキ」です。酒でしっとり、酢でクセをやわらげます。水分が少なく辛めの夏大根おろし&ナンバンしょうゆで、ピリッといただきます。

  【材料 4人分】1人分89`i

  メカジキ4切れ、大根おろしカップ1、酒1/4カップ、酢小さじ1、A(青ナンバン1/2本、しょうゆ大さじ2、酒・みりん各大さじ1)、塩・大根の葉(塩ゆで)各少量

  【作り方】

  @メカジキは、塩少々をして15分おき、軽く水分をふく。

  AAでナンバンしょうゆを作る。

  Bなべに酒を入れ、強火でアルコール分を飛ばし、水カップ1/4・酢を加える。沸いたら@を重ならないように並べ、アルミはくで落としぶたをし、弱めの中火で6分ゆでる。

  Cお皿にBを盛り付け、大根おろしをのせ、大根の葉・Aをかける。

  【ポイント】

  @下味の塩は1%塩分!薄い切り身魚1切れは約60c。4切れで240c。塩は約2c(少量スプーン2)です。

  A軽く水気をふく!魚の匂いが出ている水分をふくと、美味で味もつきやすいです。

  B落としぶたはアルミはく!身が薄く柔らかい食材は、軽いアルミはくがお勧めです。

  【栄養ひと口メモ】

  「くせが少ない・切り身売り・骨がない」ので、魚が苦手な人でも食べやすいカジキマグロ。低脂肪でコレステロールも少なめ、良質なたんぱく質の宝庫です。たんぱく質の代謝に必要なビタミンB類も多いので、たんぱく質の有効利用が出来ます。夏バテ防止に必須のたんぱく質には、「良質な」と枕詞が付くものと、「ただの」たんぱく質があります。どうせいただくなら、「良質な」ものが良いですね。巷(ちまた)には、食べものはいっぱい。でも、おなかはひとつしかありませんもの。
  (料理研究家、大迫町在住)


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