2010年 8月 7日 (土)

       

■ 県北ではブロイラー大量死 暑さで農業被害

 県内に厳しい暑さが続く中、農業関係へ暑熱による影響が出ている。県北などでブロイラーが大量死しているほか、作物ではホウレンソウなど野菜の立ち枯れなどが起きている。県では5日に農作物技術情報号外「高温対策」を発行し、適切管理や熱射病対策への注意を喚起している。

  県農林水産企画室によると6日午前11時現在、家畜では6月からの累計だが、ブロイラーは10市町村で4万6767羽、乳用牛は岩泉町で1頭の死亡が報告され、被害額は2407万6千円となった。県では同日、市町村、関係団体に対し暑熱対策について文書で通知した。

  農作物では、ホウレンソウでハウス内地温の上昇による生育停滞、高温による土壌病害の増加、キャベツやレタスで高温多湿による腐敗性病害の増加、トマトやピーマンでハウス内が高温となることによる尻腐れ果の増加、お盆の需要期を迎えているリンドウで高温による頂花の開花遅れといった状況が見られる。被害面積や被害額については調査を進めている。

  盛岡地方気象台では5日に「長期間の高温と少雨に関する気象情報」を出した。今後2週間程度は気温が高く、少雨の状態が続くと予想されている。

  県ではこのため、農作物技術情報の号外を出した。この中では各作物に対する適正管理の技術対策のほか、農作業中の熱中症事故防止についても併せて注意を喚起している。

  主な対策として、水稲は穂そろい期以降から登熟初期にかけて気温が高いときは水の入れ替えを積極的に行い地温の低下を図る。

  野菜ではトマト、ピーマンはビニールハウスのサイドやツマ面の開放により、内部気温の上昇を抑制する。場合によっては日中3時間程度の遮光を。雨よけホウレンソウも遮光資材を活用してハウス内の温度上昇を抑制する。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします