2010年 8月 18日 (木)

       

■ 滝沢村がスマートインター開設を要望 盛岡〜滝沢ICの中間に

     
  滝沢村が市町村要望した盛岡北SICの設置検討場所の大久保地区  
 
滝沢村が市町村要望した盛岡北SICの設置検討場所の大久保地区
 
  滝沢村は17日、10年度市町村要望で村内への仮称盛岡北スマートインターチェンジ(SIC)の設置について県に協力を要望した。設置が検討されているのは東北自動車道と都市計画道路氏子橋・細谷地線(未整備)が交差する同村滝沢字大久保地内で、滝沢ICと盛岡ICの中間地点。村は2巡目国体が開催される16年までの開通を目指している。

  SICは高速道路と一般道を行き来できるETC専用の出入り口。SICには高速道路本線に新たに加速・減速車線を建設して一般道と直接結ぶ「直結型」、パーキングエリアに接続する「PA型」がある。盛岡北SICは、直結型を想定している。費用は高速道路本線からETC開閉ゲートまでが東日本高速道路(NEXCO)の施工・管理、ETC開閉ゲートから一般道までの接続道路は道路管理者である村の施工・管理になる。

  盛岡北SIC設置のメリットとしては▽道路交通円滑化▽緊急医療支援▽観光振興▽物流支援▽スポーツ振興-などが挙げられる。このうち、道路交通円滑化については盛岡ICからの交通量の分散による国道46号や主要地方道盛岡環状線の渋滞緩和が見込まれる。

  緊急医療支援では盛岡北部地域は病院が3つしかなく、岩手医科大学および同附属病院が矢巾町に移転することから緊急医療体制の整備面でも高速道路を利用することで搬送時間の短縮などが期待される。

  SIC設置には、概略設計、NEXCOによる採算性検討、地区協議会(国、県、市町村、会社、地域団体など)の設置を経て国の事業認可まで約3年かかる。その後、詳細設計、用地測量、用地補償、道路建設工事に約3年かかるため、最短でも計6年の事業期間を要する。盛岡北SICの場合は、未整備状態の氏子橋・細谷地線の開通も条件となる。

  これまでに県内では同村のほかに、矢巾町、平泉町、八幡平市の3市町がSICの設置に手を挙げている。一方で、国の動向が流動的なことから、現段階での設置時期や設置の可能性などについては不透明な部分が多い。

  柳村典秀村長は「最近、高速道路の料金などで非常に不透明になっている中ではあるが、これを設置することによって滝沢村の中心部分にインターチェンジができる。盛岡のみたけ地区、松園地区の方の利便性も向上する。県から強力なバックアップをお願いしたい」と要望した。

  中田光雄盛岡振興局長は「交通アクセスの向上、観光等の産業振興、医療支援などで大きな効果が期待できる。整備についてはネクスコの費用対効果、採算性の確保などさまざまなクリアすべき問題がある。滝沢村、国土交通省と連携を図りながら、当面の必要性や整備効果などについてさまざまな観点の検討を進めていきたい」と回答した。

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