2010年 8月 19日 (金)

       

■ ごみ処理を共同で 滝沢村と雫石町が一部事務組合を設置へ

     
  雫石・滝沢環境組合の運用に関する基本協定書調印式で握手を交わす両町村の関係者  
 
雫石・滝沢環境組合の運用に関する基本協定書調印式で
握手を交わす両町村の関係者
 
  滝沢村と雫石町は両町村から排出される一般廃棄物を共同で処理するために一部事務組合を設置する。雫石・滝沢環境組合の運用に関する基本協定書調印式が18日、滝沢村役場で開かれ、柳村典秀村長と中屋敷十町長が協定書に調印した。10月1日に一部事務組合を設置し、来年4月から本格的に稼働する。

  組合が共同で実施する事務は▽ごみ溶融施設や最終処分場などの管理運営▽一般廃棄物処理計画の作成▽一般廃棄物の収集、運搬および処分▽廃棄物の処理および清掃に関する法律、家電リサイクル法およびその他の法律で規定する市町村の責務・事務▽柳沢地区多目的運動施設の管理運営。

  両町村では同町はその他プラスチックが分別対象となっている一方で、同村では分別対象になっていないなどごみの分別方法が異なる現状がある。分別方法については今後検討を行うが、当面は現在の両町村の分別法で対応する。その他、組合に移行することでの住民のごみの出し方などについては変更はない。

  組合は両町村からの負担金で運営。負担割合は均等割1割、利用割9割で、現在の処理量からすると滝沢が7割、雫石が3割の負担となる。運営体制は4月1日から村職員6人で運営する。組合管理者は柳村村長、副管理者を中屋敷町長と松川章副村長が務める。

  両町村のごみ処理をめぐっては、97年度から02年度まで同町において同村の一般廃棄物処理を行っていた。同町の施設が老朽化したため07年からは単年度契約で同村の清掃センターが1d当たり2万7千円で処理委託している。

  今回の組合設立で廃棄物処理政策の総合的な機関として地域性を十分考慮しながら廃棄物の政策を策定し、処理を行うことで合理的な廃棄物行政を行うことができる。同町としては長期安定処理の保障につながるほか、同村としても管理運営費や起債償還に対する財源の長期的、安定的確保が図られる。

  中屋敷町長は「それぞれごみ処理の方法、分別回収等の相違点があるが、今回の事務組合の経緯を見ながら今後共通的にできるものは対応したい。ごみ処理については広域化の問題もあるが、これで滝沢と連携を組みながら対応できるという思い。両町村が力を合わせ住民の廃棄物処理のために頑張るスタートだ」と一部事務組合移行を歓迎した。

  柳村村長は「今後は共同でごみを処理するだけでなく、両町村の歴史や地理的特徴を踏まえ、お互いの良いところを取り入れながらごみの適正処理、減量、再生等を通じて循環型社会の形成に一層努めていきたい」と話した。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします