2010年 8月 20日 (金)

       

■ 全国高総体男子新体操で準優勝 盛岡市立、迫力の跳躍

     
  インターハイ準優勝の盛岡市立男子新体操部  
 
インターハイ準優勝の盛岡市立男子新体操部
 
  盛岡市立高校男子新体操部は、9日に沖縄市体育館で行われた全国高総体の男子新体操で県勢初の準優勝に輝いた。演技のテーマは「重戦車」。選手6人がマット上で繰り広げたのは迫力のタンブリング。跳躍と転回の華麗で高度な技に審査員の心をつかんだ。トップとの差はわずか0・075。全国高校生の頂点に手が届く。28日からは東北総体(北上市)。11月の全日本選手権へ向けチームは既に動き始めている。

  盛岡市立の演技順は10番目。野呂和希監督は「イメージする『重戦車』のテーマ通り前への圧力が存分に出せた」と演技を振り返る。

  獲得した点数はこれまで県勢最高点だった18・975を上回る19・100。演技を終えた時点で青森山田(大会4位)、宮崎の小林秀峰(同3位)などの強豪校を抜きトップに立った。全国制覇も見えたが22番目に演技した佐賀の神埼清明が19・175を記録。あと一歩及ばなかった。

  「演技が終わったときはもらった、間違いない、勝ったと思える手ごたえがあった」と菊地俊洋主将。最高の演技だった。「時間がたった今でも、負けた差が何だったのか自分では分からない」と悔しさをにじませる。

  野呂監督は「トップだった小林秀峰に勝てたうれしさと、気持ちのいい演技をしてくれたうれしさで涙が出そうになった。昨年からの苦しい練習が報われた」と演技直後の思いを明かす。

  それだけに悔しさも強い。「何で差がついたかわからない。しいて言えばホームとアウェーの差だったかもしれないが、負けた気はしていない。沖縄の夏は絶対に忘れない」と力強く話した。

  団体戦はチーム6人による集団演技で競う。演技時間は3分ほど。道具は使わず、鍛えられた肉体の動きだけを見せる。跳躍などの難度と6人の同時性など演技の芸術性が問われる。

  「絶対的なエースはいないが、選手はそれぞれの持ち味があって、各分野のエースといってもいい。みんなに頼った総合力の高くむらのないチームだ」と野呂監督。

  次の世代に関しては「1、2年生は未開発な部分が多い。先輩の頑張りを見て刺激を受け、自覚は出たと思う。あとは練習の量だったり質だったり、チームワークを気づかせなければならない」と指導方針を立てている。

  菊地主将は17日の始業式で「市立の強さであるタンブリング、動きの切れ、勢いを発揮して圧倒できた」と全校生徒へ胸を張って報告した。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします