2010年 8月 21日 (土)

       

■ 短歌甲子園が開幕 高校生が青春を詠む

 第5回全国高校生短歌大会「短歌甲子園」(同実行委員会主催)が20日、盛岡市で開幕した。北海道から福岡までの16道県から36校36チームが出場し、短歌の出来映えを競う。宮澤賢治の親友保阪嘉内の出身地山梨県からも初参加。歌人・石川啄木ファンだった嘉内の思いを乗せて、高校生がどんな歌を詠むのか注目される。盛岡市玉山区渋民の姫神ホールで同日、開会式が行われた。

 予選は49校71チームの応募があり過去最多となった。うち19校が初出場だった。

  開会式で盛岡市の川村裕副市長が会長あいさつを代読した。「この大会が現代の啄木、若き歌人の誕生の礎になれば。県内外から集まってくださった皆さんが盛岡の人と文化との触れ合いを通して、友情がはぐくまれることを願ってやまない」と結んだ。

  審査委員の柏崎驍二さんは「前回、質疑応答の場面で、事前に用意したメモを読み上げている姿が気になった。読むのと述べるのは違う。ぜひ、その場で感じた自分の意見を自分の言葉で伝えてほしい」と促した。

  初出場の山梨県立甲府南高校の内藤瑳紀さん(2年)は「学校は保坂嘉内が生まれた韮崎市の近く。宮沢賢治の銀河鉄道の舞台となった場所でもあり2人のやりとりが多く残されている。岩手と山梨の結びつきの強さがきっかけで今回初めて予選にエントリーした。岩手の風は山梨と違う。そして北上川に感動した」と話した。

  選手らは開会式後、題詠ツアーに出発。渋民公園や宝徳寺、岩山など、啄木ゆかりの地を回った。競技は21日から22日まで、盛岡市松尾町の盛岡劇場で繰り広げられる。

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