2010年 8月 27日 (金)

       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉50 ピーマンじゃこ丼 丸山淑子

     
   
     
  アメリカで辛みのないトウガラシに改良されたピーマン。日本には明治時代にやって来ました(多くの西洋野菜がそうですね)が、その風味が受け入れられず、古くからの人気者のトウガラシが好まれていました。時は移り、昭和30年代、TVや料理雑誌で、西洋料理・中国料理が盛んに取り上げられるようになると一気に消費量が増えました。そのピーマン。岩手県は全国3位の生産高です。緑色が濃く、柔らかいのが特徴です。

  私事ですが、自分の好きなものを集めた丼。後口にほんのり残るピーマンのほろ苦さ、トロトロ卵&ノリがゴールデントリオです。ジャコが入るので酢を加えるのがポイントです。

 【材料 2人分】1人分336`i

  ご飯(温)茶碗2杯分、ピーマン10個、卵2個、チリメンジャコ大さじ2、サラダ油小さじ1、A(酒・しょうゆ各大さじ1、酢小さじ1、カツオだしの素少量)、白ゴマ小さじ1、刻みノリ適量

  【作り方】

  @温泉卵を作る。小ナベに湯を沸かし、沸騰したら火を止める。室温に戻しておいた卵を入れて15〜20分置き(夏はふたをしない)、水に入れて冷ます。

  Aピーマンは縦半分に切り、横方向にせん切りにする。フライパンを温め、サラダ油を入れ、中火でピーマンを炒める。しんなりとしたら、チリメンジャコ・Aの調味料を順番に加え、強火で汁気がなくなるまで炒め、白ゴマを混ぜ、火を止める。

  B丼にご飯を盛りつけ、Aを全体にのせ、@を割ってのせ、刻みノリを添える。

  【温泉卵のこと】

  *温泉卵は、季節によって湯の温度・時間・ふたの有無が違います。卵黄が固まる温度は65〜70℃。卵白が固まる温度は70〜80℃です。もし、失敗しても何度かトライしてみてくださいませ。そのうち、きっとほれぼれする温泉卵が出来上がります。

  【栄養ひと口メモ】

  緑黄色野菜の代表のようなピーマン。ビタミンCとβ-カロテンが豊富です。緑色でβ-カロテンというのは不思議ですが、野菜の色はクロロフィルの緑色が強く出て、赤色を消します。どちらも抗酸化ビタミンなので、特に暑い季節には毎日とりたい野菜です。ピーマンのビタミンCは、加熱調理に強いことが特徴。ビタミンCの働きを助け、毛細血管を丈夫にするビタミンPも含まれています。アイスクリームのように溶けてしまうのではないかと思うような夏でした。夏の疲れも溜まってくるころ、ピーマンは、お勧め野菜です。
(料理研究家、大迫町在住)



本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします