2010年 9月 2日 (木)

       

■ 副知事人事扱いめぐり県議会会派対立 自民クなど動議で抵抗

     
  記者会見で抱負を語る上野善晴副知事  
 
記者会見で抱負を語る上野善晴副知事
 
  副知事選任の人事案件をめぐって県議会は1日紛糾した。本会議の議事進行を確認する議会運営委員会がこの日も断続的な休憩を挟んで3時間以上に及び本会議開始時間が午後1時の予定から同3時までずれ込んだ。本会議でも議事進行や動議が相次ぐ事態となった。きん差の賛成多数で人事案は可決されたが、今後、議会内では議会運営に緊張が高まるのは必至だ。

  議事運営については前日の委員会で自民クラブと地域政党いわてが質疑、討論の実施を主張、民主党は人事案件は省略という先例の立場を堅持して真っ向から対立。合意点を見いだせず採決で質疑、討論は省略となった。

  同日の委員会では、本会議で委員長報告して質疑をするべきなどと新たな提起がなされ午前11時からの会議が休憩を挟んで午後2時半ごろまでに及んだ。

  本会議でも、阿部富雄氏(無所属)が動議、千葉伝氏(自民クラブ)、及川あつし氏(地域政党いわて)らが議事進行で要望を出し抵抗を見せた。結局、同意案は民主党とゆうあいクラブの賛成により、賛成多数で可決された。

  今回の問題について、自民クラブの嵯峨壱朗氏は「本会議の提案理由の説明はほとんど説明になっていない。賛否を判断する内容ではなかった。反対ありきではなかった。あの説明では無理だということで反対になった」と話した。

  地域政党いわての飯沢匡代表は「提案の仕方がわれわれに対して不十分で、提案以前の問題。やり方に賛同しかねること」と不同意の理由を話し、両者ともに選任候補に対してではなく賛否を判断するための執行部の説明不足を挙げた。

  民主党の佐々木順一代表は「決めた議事進行に従って粛々とやるのが常識ではなかったか。あそこでぶり返すのはいかがかという考えを持っている」と話している。

  達増知事は議会への説明不足という意見に対し「記者会見とは違い、議会と執行部の関係においては地方自治法の趣旨に添い、条例等、先例等に従って、かちっとやるべきだと思っているので、きちんとやれたと思っている」としている。

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