2010年 9月 3日 (金)

       

■ 3選出馬前向き姿勢 谷藤盛岡市長「気持ちないわけじゃない」

     
  来年8月予定の次期市長選へ意欲を語る谷藤裕明市長  
 
来年8月予定の次期市長選へ意欲を語る
谷藤裕明市長
 
  盛岡市の谷藤裕明市長(60)は2日の会見で、任期残り1年を切った現在の公約の達成状況について「全体からすれば9割ぐらい」と自己評価した。来年8月に予定される次期市長選出馬については「残された期間、一生懸命取り組んでいく中で、さらに頑張れという声があれば、一番厳しい財政状況は改善できたのでこれからだという気持ちはないわけではない」と前向きな姿勢を示した。

  谷藤市長は「少子高齢、人口減少社会は避けて通れない。新しい仕組みを作らないとコミュニティーは保てないし、生産年齢人口が減少してくると税収が上がらない。その中で自立したまちをどうやってつくっていくか。みんなで協力し合って、元気なまちを維持していく、という新たな仕組みを展開していかないといけないという思いを強く持っている」と説明した。

  2期目3年間の成果として▽職員定数適正化▽産官学連携研究センター・新事業創出支援センターが核の新産業創出▽盛岡広域市町村長懇談会による広域課題への取り組み▽まちづくり研究所設置による市政課題への取り組み-を掲げた。

  重要施策では▽盛岡ブランドを中心とした観光振興▽分別収集によるごみの資源化促進▽自主防災組織による災害に強いまちづくり推進▽保育所の定員拡大や保育料軽減による子育て支援充実▽貸し出し用小型除雪機整備による市民協働の除雪体制推進-で「順調に成果が上がっている」と評価した。

  課題として「今年も開幕から売り上げが低迷し、厳しい状況が続いている岩手競馬再生の取り組みと電子入札制度の導入は一層の取り組みが必要なもの」と述べた。

  財政調整基金を市政最高額まで今年度積み増しする見込みだが「盛岡の場合は市庁舎建設の積立金はゼロに等しい。全体としては何とか非常事態、災害に対応できる範囲のところまでは、ようやく整いつつある」と説明。

  昭和40、50年代建設の老朽化施設の長寿命化への対応など残任期以降も取り組みの必要性を説きながら、3選への意欲がにじんだ。

  谷藤市長は07年8月、公約集「盛岡の未来を構築するための17か条の政策」を掲げ、新人との一騎打ちを制して再選した。

  2期目就任1年目の08年9月に公約の達成状況を「取り組んでいる状況からすると80%ぐらいは進んでいる」と述べた。昨年9月の任期折り返しでは「それ(前年)より進んでいるかなと思うが、引き続き努力するべき部分が残っている」と控えめだった。

  公約100%達成への残り10%については「常に課題を先送りしない気持ちで正面から向き合っていきたい。可能な限り目標達成に向け、今後も努力したい」と語った。


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