2010年 9月 8日 (水)

       

■ 全量1等米の判定 水稲検査始まる

     
  紫波町で始まった水稲の等級検査  
 
紫波町で始まった水稲の等級検査
 
  2010年産水稲の初検査が7日、県内のトップを切って紫波町で行われた。岩手中央農協赤石農業倉庫で同町特産のヒメノモチ58・7dが検査され、全量1等米と判定された。今年は平年と比べて10日近く早い検査開始。かつてない高温の中、分げつから出穂、登熟まで一気に進んだ。出穂期に30度を超す高温が続き、8月6日には35・8度の猛暑日となり高温による障害が懸念されていた。

  検査をしたのは8月下旬に収穫し、乾燥調整してきたヒメノモチ1957袋(1袋30`入り、58・7d)。関係者が心配そうにのぞき込み、高温の影響による胴割れや乳白、茶米が出ていないかチェックしたが、乳白は見られず、胴割れもごくわずかだった。茶米はやや多めで、しわの入った米が目立っていた。

  検査員の男性は「この米はいいが今後の検査では2等、3等に落等する米が出ることが心配だ」と話していた。

  岩手中央農協の藤原善英米穀課長は「しわが入っている米は高温による強制登熟の影響。水分が足りない状況で高温にさらされるとしわというかやせた米になる。精米でしわを削れるが、やせている米だと割れてしまう可能性もある」と話す。

  6日晩から7日朝にかけて雨が降り、畑作物にとっては恵みの雨となったが、多くの水稲が倒伏した。特にもち米は発芽しやすく、今年の場合、倒伏しないものでも発芽する可能性があり、品質低下を避けるため刈り取りと同時に乾燥調整施設の対応もしていく。

  同農協ではうるち米は盛岡市内を含め15日ころから収穫を開始。10月15日までの1カ月間で刈り終えるように指導する。同農協では今年度、もち米はヒメノモチ、もち美人、こがねもちの3品種合計で1万434d、うるち米はひとめぼれ、あきたこまち、どんぴしゃりなど1万4371dの合計2万4805dを集荷する計画。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします