2010年 9月 11日 (土)

       

■ 国内初のペイオフに 日本振興銀行支店営業停止

     
  営業停止した日本振興銀行盛岡店  
 
営業を停止した日本振興銀行盛岡支店
 
  日本振興銀行が10日、金融庁から金融整理管財人による業務および財産の管理を命じられ、盛岡市開運橋通の盛岡店は同日から営業を停止した。国内初のペイオフが適用されることから、同店の店頭には預金や融資の取り扱いなどに関して告知された。「当行の定期預金は預金保険法により預金者一人当たり元本1千万円までとその利息がすべて保護されておりますので、ご安心ください」との張り紙が出された。店頭はすべて目張りされ、店内は見えないようにされていた。

 同行によると13日から本店や仙台店など16店舗で営業を再開するが、盛岡店は含まれていない。「月曜日に営業を再開しない店舗についても準備が整い次第、営業を再開する予定です。この間、不便をおかけします」と通告された。盛岡店再開のめどについて同行では「13日以降に問い合わせてほしい」とのみ回答した。

  東北財務局では「預金保険制度で保護される預金については週明け後早期に払い戻しできるよう準備を進める。これらの預金については払い戻しの時期を問わず保護されるので、預金者は冷静な対応を」と求めている。同行の本県分の融資や預金残高などは把握していないが、「あまり東北の比率は高くなく、対象者は多くないのではないか」と話した。

  元預金保険機構金融再生部次長で日銀盛岡事務所の大山陽久所長は「ペイオフは2003年4月から預金カットがあり得る仕組みとしてできた。これまで発動される機会がなかったので意識が薄らいでいたかもしれないが、今回は制度にのっとって行われる。裁判所も関与して公正な手続きで行われるので慌てる必要はない。1千万円以上の預金の預け先についてはよく考えて、慎重に検討していく必要がある」と話す。

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