2010年 9月 15日 (水)

       

■ 〈過ぎ去りし日〜北上山地の写真帳〉20 ブランコ 横澤隆雄

     
  昭和60年ごろ、遠野市にて  
 
昭和60年ごろ、遠野市にて
 
  みんなの集まる広場に古びたブランコがありました。いつごろに設置されたものか分からないのですが、古びていながらも骨組みのしっかりしたブランコでした。惜しいことにブランコをつっているチェーンの一部が擦り切れていて使うことのできない状態でした。

  その使うことのできないブランコの周りで子供たちはいろいろな遊びをしていました。かけっこ、おにごっこ、ボール遊び、などなど元気よく飛び回る毎日でした。このブランコが使えたらどんなに楽しいことでしょう。そう考えたわたしは子供たちに内緒でブランコを直すことにしました。

  ブランコはときに危険な遊具になる可能性があるので、安全には十分気を使わなければなりません。点検したところ骨組みなどは頑丈で全く問題なく、壊れているのはブランコをつっているチェーンだけということが分かり、知り合いの鉄工所にお願いして直してもらうことになりました。

  誰もいない早朝にブランコを完成させておくと、子供たちは大喜びでブランコ遊びを始めました。

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