2010年 9月 22日 (水)

       

■ 新興銀盛岡店も営業再開 窓口に混乱見られず

     
  営業を再開した日本振興銀行の盛岡店  
 
営業を再開した日本振興銀行の盛岡店
 
  日本振興銀行は21日から盛岡店など25店舗の営業を再開した。同行は経営破たんして10日、金融庁に金融整理管財人による業務および財産の管理を命じられ、国内初のペイオフが適用された。盛岡市開運橋通の盛岡店は21日午前9時に開店し、午前中は数人の顧客が訪れて定期預金を解約するなど、自己責任で安全策を講じていた。混乱は見られず、窓口業務を粛々と再開した。

  同行は13日から本店など16店舗で営業を再開し、21日は地方の店舗に拡大した。盛岡店は10日から店を閉じたままで、店頭に張り紙をして警備員を置いていた。21日は11日ぶりに開店した。顧客の行列などはなく、カウンターでは3人の男性行員が対応し、午前10時過ぎから顧客の出入りが見られた。

  盛岡市の無職の70歳の男性は定期預金の解約に訪れた。「自分は1千万円以内。金融庁に聞いて営業を再開すると聞いていたので、心配はしていなかった。初めからペイオフで1千万円は保障されると聞いていた。盛岡店の営業は少し遅かったが、問題はないと思う。従業員の人たちは気の毒。親切に対応してくれた」と話し、落ち着いていた。同行への定期預け入れは1年ほど前から。「金利が高かったから預けた。解約したあとの使い道は決めてある」と話した。

  同行は店頭では取材などに応じず「本店に聞いてほしい」とのみ答えた。同行の金融整理管財人となった預金保険機構の金融再生部では「基本的に預金も融資も行う。融資に関しては新規は難しい。融資は個別取引なので、融資先の事情にもよる。これまで取引があった方については可能。ただお客様の信用状態によりさまざまなケースがある。預金についてはこれまで高金利がオファーされていたが、金利は低い水準に調整されたので、前の高い金利のようにはいかない」と話していた。県内でのペイオフについては「盛岡店の個別の事情については分からない。聞いている限りでは平穏だという」と話しており、店ごとの状況などは明らかにしていない。

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