2010年 9月 24日 (金)

       

■ ETロボコン、県立大学2チームがチャンピオンシップ大会に

     
  県立大2チームがチャンピオンシップ大会出場を決めたETロボコン東北地区大会  
 
県立大2チームがチャンピオンシップ大会出場を決めた
ETロボコン東北地区大会
 
  自動車のカーナビなどに利用される組み込みソフトフェア開発技術者の養成を目的としたETロボコン東北地区大会は23日、盛岡市内のアイーナで開かれた。本県17チームを含む32チームが出場。操縦者のいない自律型ロボットを事前のソフトウエア設計で制御し、競技トラックの走行タイムを競った。この結果、県立大の2チームと宮城、青森各1チームの計4チームがチャンピオンシップ(CC)大会へ出場する。

  大会は通算9回目で、東北地区大会の本県開催は3年連続。今回から北海道地区が独立。東北6県から企業、高校、大学、専門学校のチームが出場。開会式には主催団体の組込みシステム技術協会(JASA)の門田浩常務理事、東北地区実行委員会委員長の曽我正和県立大教授、達増知事らが出席した。

  ETロボコンは、2輪独立駆動のロボットキットを使用。ジャイロセンサーでロボットの傾きを制御して転倒を防ぎ、光センサーでトラック内の黒いラインのしかれたコースと白地を判別しながら走行する。

  競技はトラック内を走らせるための分析、設計・プログラムなどの開発技術そのものと、5・5×3・6bのトラック内を2分以内に走行するレースの総合成績で争われる。

  レースはインとアウト2種類があり、両コースを1回ずつ走る。シーソー、階段、黒いラインのない枠内にぶつけないで入るガレージインなど「難所」をクリアするとボーナスタイムが与えられる。走行タイムからボーナスタイムを差し引いたリザルトタイムが低いほど高得点になる。

  各チームは2月の説明会後、今年のトラックや競技規定を踏まえ、デザインを開始。レース本番と同じコースを走る試走会でプログラムの見直しなどを行ってきた。今大会から4輪ロボットが廃止になり、2輪に一本化。難所の難易度も引き上げられ、出場者のレベル向上が求められた。

  難所に果敢に挑戦して失敗したり、クリアできても通過後に転倒したりするなどリタイアが続出。黒いラインのない部分をショートカットして時間短縮を図り、タイムを縮める工夫をするチームも。

  県立大ソフトウエア情報学部の「モノクロアウト」は昨年地区優勝経験の堀江佑太さん(4年)ら2年から4年の4人で挑戦。最初のインコースでは難所を避け、ショートカットでタイムを稼いで完走。

  「難所に挑む調整が間に合わなかった。試走会を通じて自己ベストのタイム。通常走行は昨年の技術を使った。坂道は角度が急になり、下るときに速度がつくと転倒してしまう」と堀江さん。不安だったアウトコースもクリアし、見事3位入賞で12月にパシフィコ横浜で開催のCC大会出場を決めた。

  ほかにCC大会へ出場するのは1位になった同じく昨年地区優勝メンバーのいる同大「のんびびりQ」、2位の青森大ソフトウエア情報学部、特別賞の東北大大学院情報科学研究科と大学勢が独占した。

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