2010年 9月 28日 (火)

       

■ 体験型観光お膳立て 東北銀行が旅行業者と農業者マッチングへ

 東北銀行(浅沼新頭取)は10月をめどに、県内への体験型観光客誘致に向けた着地型観光ビジネスを開始する。サイト作成・運営のホワイト・ベアーファミリー(本社大阪府・近藤康生社長)、旅行商品企画の地域再発見(同静岡県・加藤正社長)、コンサルタントのウィンキューブインターナショナル(同東京都・田所宜己社長)の3社と提携。観光客の集客により、県内の農林水産業者の売り上げ向上に支援する。

  今回は観光客が目的地で集合・解散後に、自由にさまざまな体験型のプログラムを選ぶ着地型観光ビジネスを支援する。同行が県内農林水産業者を紹介することで、体験型プログラム(田植え、稲刈り体験、酒仕込み体験、木工芸品制作体験など)の商品化・販売化について支援する。体験型プログラムは、ポータルサイト「旅プラスワン」で商品予約ができる。予約状況は、同行に連絡が行く。

  大手旅行業者が提供するパックツアーは、始発地から終着地まで一連の旅程を商品としているが、今回の体験プログラムは一部分の商品化。また今回のビジネスでは、農林水産業者の生産物(米、酒、ブドウ、みそなど)を観光客にPRし、インターネットなどによる個人販売、リピーターづくりなどにつなげる支援を行う。現在15事業者が同ビジネスに参入を予定している。

  同行では05年、県内の金融機関で最初にアグリビジネス支援に着手。アグリ推進部を中心に生産から加工、販売までの6次産業化による地域産業の活性化に取り組んできた。

  同行広報では「今回の新ビジネスもアグリ推進の一環。岩手に多くの観光客が訪れ、体験型プログラムを楽しむことで農林水産業者が活性化し地域経済の振興につながるよう支援したい」と話した。

  グリーンツーリズム方式より収益面で有効性があり、持続的な取り組み。銀行が積極的にコーディネートする試みは大きな反響を呼ぶ可能性がある。

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