2010年 9月 29日 (水)

       

■ 無料低額診療実施へ 川久保病院が

     
  記者発表する尾形文智院長(左から3人目)ら  
 
記者発表する尾形文智院長(左から3人目)ら
 
  盛岡医療生協の川久保病院(盛岡市、尾形文智院長)とさわやかクリニック(岩手町、田村茂院長)は、10月1日から無料低額診療を始める。28日、県庁で記者会見し発表した。経済的理由によって適切な医療を受けられない人に対して無料か低額で診療し受療機会を提供する。県によると、社会福祉法に基づき県内ではもりおかこども病院など3機関が実施している。

  無料低額診療事業は社会福祉法人や日本赤十字社、済生会などが所得税法の基準に基づいて行うものと社会福祉法に基づく第2種社会福祉事業として実施するものがあり、両機関は社会福祉法に基づくもの。両機関での診療費が対象となる。

  無料となるのは無保険で生活困窮状態にある場合、外国人、社会的援護を要する人、ホームレス、住所喪失不安定就労者、人身取引被害者、DV被害者。健康保険への加入等や生活保護開始の期間まで最大3カ月を基本に置く。

  一部負担の全額または免除は、生活保護基準を超える収入があっても支払うことで生活の維持に困難を生じる場合、生活保護適用だが生活困窮状態が継続し、適用以前の一部負担金の支払いが困難とされた場合。

  尾形院長は「事業によってすべての方を救済できるわけではないが、安心して当座の治療を受けてもらい、生活を立て直す努力をしていく道につなげていくことができるのではないか。さまざまな方たちの救済に力を入れていきたい」と話している。

  制度利用を希望する場合は医療相談室等の窓口に申し出る。申請には源泉徴収票、課税証明書、給与明細書等の資料が必要な場合がある。

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