盛岡タイムス Web News 2010年 12月 1日 (水)

       

■ 〈過ぎ去りし日〜北上山地の写真帳〉31 落ち葉遊び 横澤隆雄

     
  平成7年ごろ、川井村川井(現宮古市川井)にて  
 
平成7年ごろ、川井村川井(現宮古市川井)にて
 
  子供のころ、山の木々が葉を落とすころになると落ち葉を使った遊びをしました。何人かの友達と一緒に朴(ほう)の木などの大きな葉を使ってお面を作るのですが、その出来栄えには作る子供の個性が反映されて、いろいろな形のものが出来上がりました。

  目を出すための穴を開けた単純な作りのものから、小さな木の葉やススキなどを使い耳やヒゲをつけて、南の島の原住民を思わせるような見事な出来栄えのお面を作る友達もいました。

  まさに十人十色といったところでしたが、器用とは言いがたかった私の作るお面はいつも恥ずかしいような出来栄えのものばかりで、遊び仲間の注目を集めることなどありませんでした。

  うちの子供たちが小さいころにも同じように家の裏山にある朴の木の葉を使ってお面を作るものでしたが、その出来栄えはお世辞にも上手とは言えず、私が子供のころに作ったものとそっくりなものばかりでした。似た者親子とでも言うべきでしょうか、お面の作り方ひとつにも親子の共通点が見え隠れしているように思います。

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