盛岡タイムス Web News 2010年 12月 20日 (月)

       

■ 盛岡市の文教施設指定管理者 選定に市議会から不満噴出

 盛岡市議会は、12月定例会で市が提案した市施設の指定管理者の指定について指摘が相次いだ。子ども科学館、もりおか歴史文化館については候補の事業グループ筆頭が東京に所在しており「なぜ地元ではないのか」と不満も出た。民間ノウハウを生かす制度の趣旨に対し「サービスが低下していないか」、候補者選定過程や経過が説明不足とし「本当に市民サービスのためになっているのか」と不信感を示す議員もいた。

  指定管理者の議案は新規・再指定含め5件が上程された。うち来年7月オープンのもりおか歴史文化館、子ども科学館の市教委所管の2件に質問が集中した。

  発言議員は指定直前の情報提供を「説明不足」と指摘。特に歴史文化館は「これから盛り上げていこうと期待する施設なのに」と第1会派からも不満が出た。詳細資料提供の請求に市教委が応じ、17日の教育福祉常任委員会(細川光正委員長、10人)で資料が配付された。22日に全協で説明も予定される。

  歴史文化館の候補は乃村工藝社(東京)と盛岡観光コンベンション協会の事業グループ。同社は同館の展示物整備を請け負い、葛飾区・寅さん記念館や青森県立三沢航空科学館などの事業実績がある。指定管理料は年間1億1800万円と提案している。

  同指定管理者に応募したのはほかに▽NPO法人県地域情報ネットワークセンター▽オリンピア企画・めんこいエンタープライズ・第一商事共同事業体▽歴史と文化の町もりおか創造委員会(構成・盛岡博報堂、おもてなしプラザ協議会)-の3団体。

  子ども科学館の候補は、五藤光学研究所(東京)と鹿島建設総合管理(本社・東京)、盛岡博報堂の盛岡サイエンスグループ。同研究所は仙台市天文台やプラネタリウム東急まちだスターホールなどで実績がある。指定管理料は1億4600万円と応募団体中最高額だった。

  ほかに▽NPO法人ワーカーズコープ▽オーエンス▽日本管財・NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター▽NPO法人県地域情報ネットワークセンター-の4団体が応募。

  候補選定の審査員は、外部有識者3人と市教委職員1人の計4人が務めた。応募要件に所在地の限定は設定されていない。指定期間はいずれも来年4月から3年間。

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