盛岡タイムス Web News 2011年 3月 3日 (木)

       

■ 「将来に希望持てるまちに」 雫石町の深谷町長が施政方針演説

     
  施政方針演説を行う深谷政光町長  
 
施政方針演説を行う深谷政光町長
 
  雫石町議会3月定例会は2日開会した。深谷政光町長は施政方針で「時代は地方主権の方向へ進みつつあり、また国内外の政治情勢を含め、社会経済情勢は一層混迷を深めているが、5項目の重点事業を中心に各種事務事業を推進し、住民の皆様が将来に希望を持てるまちづくりをするため渾身の努力を傾注する」と決意を語った。

  11年度の施策重点事業には▽環境保全・景観形成推進事業▽学力をはぐくむ環境整備事業▽子育て支援・介護対策事業▽地域産業支援強化事業▽住民自治・地域経営促進事業|の5項目を掲げた。

  11年度の主要施策では、行財政改革の推進について現行の会計制度である単式簿記会計から発生主義の会計制度への移行準備に向けた検討、外部監査、内部監査を合わせた監査執行体制の強化について検討を進める考えを示した。町単独補助金や各種負担金についても「本格的な見直しを進めるなど、1年をかけて町事業の見直しを行い、行政コストを下げ、健全財政の確保と財源の有効活用に取り組む」とした。

  国民健康保険については現在、一般会計から法定外繰入金により歳入不足を補って運営している現状。「危機的状況をこのまま放置することは、今後深刻な状況が予測されることから、収納率向上、医療給付費縮減などを進め、税制改正も視野に入れながら収支のシミュレーションを実施し、慎重に検討し国保財政建て直しの方向付けをしていく」とした。

  観光振興では、民間事業者による長山街道の新観光ルートをモデルに、沢内街道を「御所街道」、秋田街道を「橋場街道」としてそれぞれの地域の潜在する力を掘り起こし新しい魅力ある観光ルート作りを支援する。また雫石町観光大使制度を創設し、「町を広く国内外に紹介するとともに、観光振興やまちづくりについて観光大使から提言をいただき、観光情報をより有機的・効果的に発信する」とした。

  雫石診療所については薬局における待ち時間の短縮や診療時間の見直し・検討など、住民サービス向上に向けた経営改善に対する取り組みを実施。「町内医療施設等と連携を図りながら、町民により一層の信頼をいただける診療所となるよう鋭意努力する」とした。

  深谷町長は結びに町長選でのあいさつ回り、町長就任後に実施した町政懇談会などで町政運営に対する町民の熱い思いを聞いたことを挙げ「私をはじめとする職員が一丸となり、この住民との対話を重視した住民参加型のまちづくりを基本として、みんなが主役の視点に立ち誇らしく心豊かな町とするために町政の運営を進める」と話した。


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