盛岡タイムス Web News 2011年 3月 26日 (土)

       

■ 被災地の子にランドセルを 卒業児童の願いを届けたい

     
  自分やきょうだいが使ったランドセルを抱え、城南小に集まった子どもたち  
 
自分やきょうだいが使ったランドセルを抱え、
城南小に集まった子どもたち
 
  「震災で被害にあった沿岸地区の小学生に、卒業する子どもたちのランドセルを使ってもらおう!」。思い出がたくさん詰まったランドセルに、励ましの気持ちを乗せて贈りたい、という子どもたちの願いに応え、盛岡市内の父母有志が立ち上がった。

  この春、城南小を卒業した6年生の母親の佐藤みづえさん(43)の呼び掛けで、同校をはじめ、杜陵小、仁王小、大新小、北松園小、高松小、本宮小などの父母や子どもたちが協力。卒業で使わなくなったランドセルや文房具を持ち寄り、沿岸被災地に届けることにした。

  城南小のある父母のもとに大船渡市在住の義姉から「ランドセルがなくて困っている」との連絡があったことが活動のきっかけ。

  「子どもたちも被災地の様子を見て何かできないかと心を痛めていた。新しいものを買って贈る方法もあるかもしれないが思いを届けたい」と佐藤さん。「学校が大きな被害を受け、学用品もすべて失って落ち込んでいる子どもが多いと聞いた。目の前にランドセルを届け、希望があることを現実として見せてあげたい」と話す。

  城南小の玄関前には25日午前、6年生やその母親ら約30人がランドセルや文房具を持って集合。中には兄や姉が使っていたものも含め2個、3個と持参した子どももいた。同じように杜陵小や仁王小などでも善意が寄せられ、この日だけで104個のランドセルが集まった。ランドセルは29日、父母有志が運転するトラックで被災した子どもが多い釜石市の小学校や公民館、大船渡市役所に届ける。

  村愛実さん(城南小6年)は「ほんの少しのことだけど力になりたい。一人じゃない、みんな応援しているから頑張ろうと伝えたい」。内山泰志君(同小6年)は「盛岡は地震の被害だけだったけれど、沿岸地域は壊滅的な被害を受けている。仮設住宅などが整備され早く復興してほしい」と願った。

  ランドセルなどの支援品は盛岡市緑が丘3丁目の村上貢一さんの事務所(スーパーマルイチ斜め向かい。電話090-8922-5498)で27日まで受け付けている(土日も対応、午前10時〜午後5時)。また、同市本宮6丁目のゆいネット盛南(東北銀行盛南プラザ向かい、藤村幸雄事務局長・電話635-7990)では28日の午前9時から午後4時まで受け付ける。

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