盛岡タイムス Web News 2011年 3月 28日 (月)

       

■ 釜石市唐丹の小中学生に就学資金を 矢巾町の元高校教諭が募金呼びかけ

     
  大震災教育支援募金の依頼文を準備する高舘千枝子さん  
 
大震災教育支援募金の依頼文を準備する高舘千枝子さん
 
  矢巾町西徳田の元高校教諭の高舘千枝子さん(61)は、東日本巨大地震で被災した児童生徒を支援するための教育支援募金活動のプロジェクトを立ち上げた。被災者のために役に立ちたいと、釜石市唐丹町の小中学生を対象に1年間毎月送金する計画。唐丹町は交流している教え子の出身地。その関係から唐丹町の児童生徒の支援を考えた。

  高舘さんは盛岡市内の高校で長年教え、退職後も多くの教え子との交流が続いている。

  唐丹町出身で東京で暮らす山田久恵さん(33)もその1人。難病の長女・尊貴ちゃん(2)を看病する日々を送り、医療費の一部は唐丹町で漁師をしている父親(70)から補助を受けている。しかし大津波で漁船が流され、実家は形を保っているが修復が必要という。

  高舘さんは山田さんや唐丹町の児童生徒を支援しようと考えた。「行政に募金することでも有意義に使われるだろうが、わたしは困っている人に募金を毎月渡して応援しているという気持ちを伝えたい。唐丹の小中学校の今年度の児童生徒数は137人。相当な金額になるが全国に声をかけて募金を呼びかけたい」と話す。

  震災から半月が経過し、何もすることができなかったもどかしい気持ちが行動に駆り立てた。

  「日本の大震災支援活動は世界的に行われている。わたしが一番心にある唐丹町の子どもたちを支援するには、単発でなく1年間続けることが大切。ほかの集落についても同様の活動が広まってほしい。自分の家計で賄える範囲の募金でもみんなで行動を起こせば大きな力になる」と思いを話し、東京都、石川県、京都府など、各地の知人に呼びかけをしている。

  大震災教育支援募金の口座は「郵便総合口座、記号18390、番号13087781、高舘千枝子宛」。問い合わせは高舘さん(電話697-3851、メールtchieko@cocoa.ocn.ne.jp)まで。


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