盛岡タイムス Web News 2011年 3月 29日 (火)

       

■ 新学期目前 被災児童生徒、受け入れ柔軟に対応

 新学期を目前に控え、震災後の学校教育活動の立て直しが急がれる。津波被害の大きい沿岸市町村の学校再開は4月20日以降となる見通し。被害が少なかった盛岡地域は、小中学校が例年通り4月3日から8日にかけ始業式や入学式を予定。公立高校は例年より1週間ほど遅い15日前後に入学式を開く。沿岸被災地から内陸の親類宅や避難所へ移っている児童生徒も多いとみられ、学校でも柔軟な受け入れ態勢を取る。

  文部科学省は、被災した児童生徒が、避難先の学校へ通学を希望する場合、可能な限り弾力的に取り扱い、速やかに受け入れることを各都道府県教委に通知している。転入のほか、被災地の学校に在籍したまま一時的に避難先の学校へ通学することも可能。教科書は無償提供される。

  盛岡市教委によると、沿岸被災者を受け入れている、つなぎ温泉だけで28日現在、小学生8人、中学生3人、幼稚園児3人が避難している。ただ、被災した地域の学校再開や仮設住宅の申し込み結果を待って通学先を判断したいとの要望も強く「個々のケースに応じて、できるだけ柔軟に対応したい」としている。盛岡地域の他の市町村教委にも被災による転入の相談が寄せられている。

  盛岡市の小学校の入学式は外山が5日、月が丘、城内が6日、厨川、青山、永井が8日、他は7日。中学校の入学式は5日から7日にかけて。小中のほとんどが同日か前日に始業式を予定している。八幡平市、雫石町、紫波町、矢巾町、滝沢村も5日から8日にかけて始業式、入学式を開く。

  一方、公立高校は被害が少なかった内陸部の高校が、例年より約1週間遅い4月15日前後に入学式を開く。沿岸地域の高校は4月下旬の学校再開を予定している。校舎などが壊滅的な被害を受けた高田高校や校舎1階が浸水した宮古工業については、代替え校舎や通学手段の調整を進めている。

  被災した公立高校の生徒、入学予定者で、転学を希望する場合は、県教委事務局が窓口となって転入先を調整する。

  新たな居住地から通学でき、在籍(合格)している高校と同課程・同学科のある高校に転学することを原則として弾力的に対応する。

  事務局が調査書など既存資料で受け入れ校を調整。受け入れ校では面接を実施するが学力検査はしない。新入生はいったん合格した公立高校に入学し、その後に転学する形になる。

  詳細は在学(合格)している高校または県教委高校教育担当(電話019-629-6140または629-6141)へ問い合わせる。


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