盛岡タイムス Web News 2011年 3月 31日 (木)

       

■ 中三が民再法申請 負債総額122億円

     
  民事再生申請した中三盛岡店  
 
民事再生申請した中三盛岡店
 
  青森市のデパート中三(同市新町1の7の1、向中野光秀社長、資本金10億7800万円、従業員208人)は30日、青森地裁に民事再生申請して保全処分を受けた。申請代理人は東京都の長谷一雄法律事務所(千代田区麹町5の1、電話03-5226-6288)。負債総額は約122億円。盛岡店(盛岡市中ノ橋通)は爆発事故が起きた14日から休業しており、再建を待つ肴町商店街の関係者らは大きな衝撃を受けている。

  中三盛岡店は死者1人、重軽傷者10人を出した爆発事故のあとからシャッターを閉じたまま。一部の従業員は「あす説明がある」とだけ口にして、早い時間に退社した。同店は盛岡店、青森市の本社とも取材に応じなかった。

  東京商工リサーチ盛岡支店によると、中三は1896年五所川原市で呉服店として創業し、1950年法人化。弘前店、青森店に続き1981年盛岡店開店。97年秋田店開店。ピーク時の98年8月期には415億9200万円の売り上げを計上した。

  景気低迷と競合店の進出により減収を強いられ、大規模なリストラを行い、金融機関と協調融資を組むなど資金面の補強に努めたが、減収に歯止めがかからず、06年8月期には300億円台に年商を割り込んだ。08年10月には秋田店を閉鎖するなどスリム化を図るが、昨年8月期には青森、弘前、盛岡の3店舗体制から185億5445万円の売り上げにとどまり、5期連続の最終赤字だった。

  帝国データバンク東京支社によると94年にはイオンと資本・業務提携し、同社を筆頭株主に97年には共同で、新業態開発推進プロジェクトにより秋田店を開設。プライベートブランド食品の取り扱いを開始した。近年は消費低迷による売り上げ減少が続き、五所川原店、秋田店の閉店後、09年2月にはイオンとの資本関係を解消した。

  関係会社の青森市の中三友の会(中村公英社長)、はな膳(同)は同日付で青森地裁に自己破産を申請した。

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