盛岡タイムス Web News 2011年 4月 3日 (日)

       

■ 材木町よ市が開幕 酒買地蔵にたすき、客も一緒に黙とう

     
  材木町よ市開催前に行われた黙とう  
 
材木町よ市開催前に行われた黙とう
 
  第38回材木町よ市(盛岡市材木町商店街振興組合よ市実行委員会主催)が2日、同市材木町のいーはとーぶアベニュー材木町を舞台に開幕した。4月中は東日本大地震復興祈願を掲げ、義援金活動などを実施して被災者を支援する。

  開幕前、大震災犠牲者を悼み黙とうした。踊りなどのイベントは行わなかったが、組合事務所前で組合員らが小豆餅を約300人に無料で配った。

  事務所前には、被災地の復興を祈願して「東日本大震災復興祈願」のたすきがけをした永祥院の酒買地蔵尊(レプリカ)を設置。義援金を呼びかける活動を始めた。餅をもらった市民らが積極的に賽銭(さいせん)箱に入れていた。同市高松の60代の男性は募金後合掌。「同じ岩手県人が大変な被害に遭い心が痛む。せめてできることと思いわずかだが入れた」と静かに話していた。

  義援金活動は茶道裏千家淡交会岩手支部中津川青年部(内舘茂部長)も実施。15人の部員が参加しよ市に来た市民に抹茶を提供しながら募金を募っていた。

  内舘部長は「何かしようと考えていたがきょう初めて募金活動をした。1杯の茶わんに愛を込めてをテーマに。義援金は公的機関を通じて被災地に届けたい。折を見て被災地でもお茶のサービスを行いたい」と話していた。

  今回は毎年出店していた三陸沿岸の3店が被災に遭い出られなかったが、毎年恒例の店など94店が出店。野菜、果物、花、手作りパンやジャム、骨董(こっとう)品、地場のワイン・ビールなどを低価格で販売しほぼ例年通りのスタートを切った。

  一戸町のカナンの園では生徒らの手作りパンの販売を開始した。保護者の1人高橋信蔵さんは「沿岸部にも応援に行った。大変な状況だが頑張らなければ。小麦などの原料はある。被災地への支援とよ市への出店の両方頑張りたい」と力を入れる。

  盛岡市青山の今野商店の今野一弘さんは「私も救援物資を届けてきた。各方面から果物を仕入れている。よ市を楽しみにしている市民のためにも1年間、頑張りたい」とイチゴなどを販売していた。

  宮沼孝輔同組合理事長は「何とかスタートできた。毎年出店していた沿岸の3店のうち1店はいまだに行方不明。大変気になる。義援金活動は今月末まで行い赤十字を通じて被災地に届けたい」と話していた。

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