盛岡タイムス Web News 2011年 4月 9日 (土)

       

■ 大きな揺れ、闇夜再び 最大余震で盛岡「震度5強」

     
  停電で信号やネオンの消えた盛岡市大通の映画館通り交差点。タクシーのライトとビルの非常灯が浮かび上がっていた(7日午後11時45分ごろ)  
 
停電で信号やネオンの消えた盛岡市大通の映画館通り交差点。
タクシーのライトとビルの非常灯が浮かび上がっていた
(7日午後11時45分ごろ)
 
  7日深夜の余震は、大震災の起きた当日にあった余震以来の大きな規模。津波注意報が7日午後11時34分に発令され、大船渡市と野田村などでは避難勧告、釜石市では避難指示が出され、久慈市や洋野町などでは住民が自主避難した。盛岡市内でもいったん避難所に来る市民がいた。津波注意報は8日0時55分に解除され、避難勧告も解除された。

  東北地方は広範囲で電力供給がストップし停電に見舞われた。8日午後から復旧し、発生前の生活が戻りつつある。断水は9市町で3万8911戸が断水するなどライフライン全般に影響が出たが、復旧が進んでいる。

  公共交通も列車が運行中に停車したり、運休が多数発生。停電による信号の停止もあったが、路線バスは運行され、停電していた午前の盛岡市内は自家用車などの通行がいつもの金曜日に比べ少なくなった。

  道路は8日朝までに主要地方道紫波インター線の紫波町北日詰地内で排水ポンプ停止により冠水し全面通行止めになったほか県道、国道などで通行止めが出たが一部は解除。午後4時現在、県管理の6路線6カ所で通行止めとなっている。高速道路は古川IC〜水沢ICで上下線とも通行止めとなった。

  学校は県教委のまとめで、県内の始業している公立小中学校で75校が臨時休校、199校が時間を早めて下校とした(一部未調査)。県立学校は16校が臨時休校し、8校が時間を早めて下校とした。入学式を予定していた公立校のうち10校が延期した。私立は幼稚園から専修・各種学校まで23校園で休校とした。

  医療機関では停電により診療への影響があり、県立病院でも休診や一部制限、救急対応のみなど診療体制に影響が出た。県は自家発電燃料の不足する医療機関に燃料を供給したり発電機の貸し出しなどの支援をした。

  農業関係では畜産で乳業施設が停電で稼働できなくなり、生乳500dを廃棄した。

  盛岡市内では、地震発生直後に停電となったため、繁華街にいた客や従業員らが表に出て、タクシーなどで帰宅。住宅街でも懐中電灯を手に表に出たり、近所を歩いて停電の様子を確かめる姿が見られた。夜が明けてからはガソリンスタンドで給油の列に並ぶ車、早朝からスーパーなどに駆けつける市民もいた。

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