盛岡タイムス Web News 2011年 4月 16日 (土)

       

■ 復興願う思い結集へ 「盛岡さんさ」開催を正式決定 

     
  盛岡さんさ踊り実行委員会会長の谷藤裕明市長(左)と同会委員長の元持勝利盛岡商工会議所会頭  
 
盛岡さんさ踊り実行委員会会長の谷藤裕明市長(左)と同会委員長の元持勝利盛岡商工会議所会頭
 
  第34回盛岡さんさ踊り(同実行委員会主催)が8月1日から4日間の日程で盛岡市で開催される。15日に開かれた臨時役員会(20人出席)で全員一致で正式決定した。被災地の生活の復興を支えるため内陸の経済力の回復や郷土の復興を願う人の思いを結集して開催する。規模や開催時間などは未定。

  臨時役員会後の記者会見で会長の谷藤裕明市長は「被災地の生活再建から始まる復興を支えるのは活発な経済活動。人の流れ、物の物流が滞り工場の生産活動は停滞し、観光業も旅客の激減などで内陸の経済も大きなダメージ」と前置きした。

  その上で「全県民挙げて、沿岸被災地の復興に取り組むには、内陸の経済力の回復が急務。盛岡さんさ踊りは祭りを通じたコミュニケーションと参加者相互の協力・連帯で、東北を代表する夏祭りとして定着し200億円以上の観光消費をもたらしている」と開催意義を語った。

  「今回の盛岡さんさ踊りは、郷土の復興を願う人たちの思いの結集ときずなの証として位置付けたい。災禍に立ち向かう復興に向けた強い意志を表現する行事として実施する」と正式決定を表明した。

  委員長の元持勝利盛岡商工会議所会頭は「自粛ムードが漂い沿岸も内陸も静かすぎる。ストレスもたまっているようで、過度な自粛は精神的にも良い状態でない。盛岡さんさ踊りは伝統的な祭りになっており、経済界からも開催の声が強い。ぜひ、多くの人が参加し、元気を取り戻し経済も活性化するよう頑張りたい」と経済界を代表して発言した。

  現段階での検討事項としては▽参加団体、観客へ募金を呼び掛け、さんさ踊り義援金として復興支援を行う▽沿岸部の郷土芸能団体と連携を図り、復興支援キャラバンを沿岸に派遣する▽盛岡さんさ踊りへ被災地の人を招待する▽自家発電設備を拡充し、パレードの時間変更などを考える▽経費削減に努めるがやむをえない場合は積立金400万円の取り崩しを行い必要財源を確保する│など。

  今年のミスさんさに関しては、募集、選考は実施。公開審査はせず選考発表会は行う。古澤眞作同会議所専務は「各支援機関にも要請し開催に向けた活動を早々に行う。厳しい経済環境であり協賛金を集めるのは難しいかもしれない。いずれこれから検討課題も含め対応を考えたい」と話していた。

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