盛岡タイムス Web News 2011年 4月 22日 (金)

       

■ 人の動線整備しにぎわいを 4選した矢巾町の川村町長

     
  川村光朗矢巾町長  
 
川村光朗矢巾町長
 
  4選を果たした矢巾町の川村光朗町長(70)に聞いた。「まずは第6次矢巾町総合計画の後期計画にしっかり取り組むことが使命だと思っている」とし、矢幅駅前開発、2018年の岩手医大附属病院開院を見据えた藤沢、中村地区への住宅地の確保、徳田橋の架け替え、矢巾サービスエリアへのスマートインターチェンジの設置を挙げた。中心部に人が流れる動線を構築しにぎわい創出を目指すという。

  -4期目の抱負を。

  川村 矢巾中学校は年度内に完成させる。矢幅駅前の整備、徳田橋、スマートインター、岩手医大附属病院の開院のスケジュールも決定となった。矢巾町にとって町づくりの方向性はこの4年間でしっかりできると考えている。ただ東日本大震災により予算は当然被災地の方に振り向けられ、計画通り進むとは限らない。

  -矢幅駅周辺開発は駅西口の整備が進み、駅前には医療福祉複合ビル建設が計画されており見通しは立ったと思うが、東口の開発見通しはどうか。

  川村 西口には民間企業が保有している広い土地があり、早期に利活用されるようお願いをしている。東側は今年度から本格化し2015年度には完成する。岩手医大附属病院の開院前に駅前の街並みは出来上がる。

  -駅前開発と同時に藤沢、中村地区の市街化区域編入は計画通り進みそうか。

  川村 国との協議を現在行っており来年2月の県開発審査会に提案したい。盛岡広域都市計画は盛岡市と滝沢村と当町の3市町村で構成しており、この中で協議して進める予定だ。藤沢、中村地区に医大関連の人たちが居住することになれば、2015年度には人口3万人を超えると総合計画では想定している。

  -徳田橋とスマートインターの見通しはどうか。

  川村 徳田橋は今年度から詳細設計に入ると県から聞いている。スマートインターは調査事業を現在やっており、救急患者の搬送には欠かせないものであることを国や県に認識してもらい、岩手医大附属病院の開院に間に合わせたいと思っている。

  -19日の演説では防災計画の見直し検討を示唆していたが、どのようなことを考えているのか。

  川村 今回の震災では小学校には耐震工事を昨年終えていたので被害は出ず、子どもたちも安心して学校に通っている。水道も老朽管を更新していたことと、上水道に自家発電装置を備え、2日で復電したので断水することはなかった。長期停電していれば断水になっていた。

  新しいハザードマップを作り、町民の皆さんに配布しようと準備していたところに震災。4月になってから配布できたが、これもタイミングは良かった。

  今回の震災で必要性を感じたことは避難所に指定されている各自治公民館に自家発電機を備えていく必要があるということ。今、検討している。防災計画を検証したいと思っている。

   ◇   ◇

  【川村光朗氏(かわむら・みつろう)】盛岡農業高卒。60年矢巾町役場に入り、農林課長、総務課長を経て助役を2期、99年4月から矢巾町長。矢巾町徳田地区出身。70歳。


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