盛岡タイムス Web News 2011年 4月 28日 (木)

       

■ 復興に馬力出そう チャグチャグ馬コ6月11日に

     
  今年度のチャグチャグ馬コをPRするポスターを掲げる保存会の役員  
 
今年度のチャグチャグ馬コをPRするポスターを掲げる
保存会の役員
 
  チャグチャグ馬コ保存会総会は27日、盛岡市内で開かれた。6月11日の本番は、行進コースを1割短縮し隊列も圧縮する。震災の影響により交通規制を担う警察の要請に応じた。それでも復興に向け「こういう時こそ馬力を出していきたい」(保存会長の谷藤裕明盛岡市長)と全国に本県の元気を発信する考えでいる。

  計画によると、コースは滝沢村内では役場を通過せず、盛岡環状線を突っ切って滝沢ニュータウンを通る。盛岡市内では中央通の県庁前、本町通の岩手医大周辺をコースから外す。これにより蒼前神社から盛岡八幡宮まで約15`の道のりが約1・5`短くなる。所要時間も午前9時半から午後1時25分へと30分短縮される。

  警察からは隊列の圧縮も要請された。通常約100頭の行進で700bから1千bの隊列になるが、行進に参加する頭数を減らして短くするよう検討中だ。その代わり、係留場所を増設し1カ所当たりの装束馬の配置数を増やす方針。

  いずれも警察官が沿岸被災地に多数派遣されており、通常通りの交通規制に人員を割けないためだ。

  今回は震災被災地の復興も祈願し、内陸に避難中の被災者を招待したり、募金箱の設置も予定している。一部公募する乗り手の小学生に沿岸出身者を起用したい考えもある。

  同時に「がんばろう岩手」の横断幕などを掲げ、全国に元気をアピール。県立産業技術短期大学校の生徒に復興のシンボルマーク作成も依頼している。保存会構成の盛岡市、矢巾町、滝沢村も事前のPR活動や本番に合わせたイベントで盛り上げを図る予定。

  谷藤市長は「馬コについては活用できる場面があれば活用していきたい。総力で協力のもと、従来通り発信していけるようにしたい」と総会で呼びかけた。

  一方、収支予算では協賛金収入が景気や震災の影響、コース短縮のため前年度比40%減を見込んでいる。交通規制に関しては、夏の盛岡さんさ踊り、秋の盛岡八幡宮例大祭でも短縮や圧縮を余儀なくされる見込みだ。従来と異なる知恵や工夫を生かした開催方法が求められる面もある。


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