盛岡タイムス Web News 2011年 5月 1日 (日)

       

■ 〈写真集「南部馬の里」〜馬と人を見詰めて〉1 馬小屋 遠藤弘隆

     
   
     
  近所に馬を飼っている家があった。学生時代に中を見せてもらったことがある。

  馬小屋は牛舎の隣にあった。馬房は個室だった。区切られた中で1頭ずつ飼われる。なぜだろう。一緒にいさせるとけんかをするから? ではなくて、扱う人が危険な目に遭わないようにするためだろう。でも彼らの目はとても優しい。小屋に入ると、2頭が寄ってきた。

  入り口近くには紙袋があった。「ふすま」と大きく書かれていた。干し草と混ぜて朝夕1回ずつ与えるという。

  亡くなったおじいさんが話していた。「馬っこは金になんだじぇ」。そんなことを思い出した。
  (八幡平市、写真家)


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