盛岡タイムス Web News 2011年 5月 2日 (月)

       

■ 〈潮風宅配便〉41 草野悟 三鉄の全線復旧を祈願

     
   
     
  4月25日、三陸鉄道の宮古駅で、市民の皆さんと一緒に三陸鉄道の全線復旧を願いイベントを行いました。三陸鉄道を勝手に応援する会の仲間がいろいろと協力してくれました。

  つなぎ温泉の女将さんたちは、化粧品のサンプルやバッグなどを、マックスバリュ盛岡駅前店からは寿司(すし)のネタを、宮古病院近くのタンメンの店大久保さんは焼きそばを、寿司「うちだて」の夫婦は巻き寿司を握ってくれました。

  三鉄をこれから通学に使う宮古北高校の1年生8人も手伝ってくれました。この中の4人は家を被災し田老の避難所生活です。

  集まってくれた市民の方や三鉄利用の人たちから「必ず復旧して」などたくさんのメッセージを頂きました。12時の電車で小本へ帰るおじいさんは「三鉄が走っているのが当たり前の生活」と。住民の方にとってはなくてはならない三陸鉄道なんですね。

     
   
     
  焼きそばを提供してくれた「大久保」の奥さんは、田老で津波に襲われ、三鉄の田老駅に登って助かった、そのお礼で参加しました、と。三鉄の駅舎は人命救助までいたしました。田老駅の線路にはたくさんのがれきが打ち上げられていましたので、よく助かったものです。

  多くの犠牲者を出した大震災。元通りの姿に少しでも近づくことが「生きている人たちの勇気」になっていきます。海を憎んでいた漁師さんが、「やっぱり海はいい」とつぶやきました。きれいで和やかな三陸の海、そこを走る三陸鉄道。笑顔が戻り笑い声が聞こえる三陸鉄道を少しでも早く復興してほしいと願うばかりです。
(岩手県中核観光コーディネーター) 

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