盛岡タイムス Web News 2011年 5月 7日 (土)

       

■ 〈東日本大震災〉両陛下が本県入り 避難所訪れ被災者にお声

 天皇、皇后両陛下は6日、東日本大震災の被災地お見舞いのため、本県入りされた。宮古市と釜石市の避難所で2カ月近く不自由な生活を送る被災者を励まされた。両陛下に声をかけられた被災者は「お力を頂いた」「勇気が出る」と、前に進もうという思いを強めた。

 両陛下は自衛隊機で同日午前、花巻空港にご到着。達増知事、佐々木一栄県議会議長らの出迎えを受け、本県の被災状況などについて説明を受けられたあと、自衛隊ヘリで釜石市へ向かわれた。

  釜石市では100人弱が避難生活を送る釜石中をご訪問され、野田武則市長らから説明を受けられた。避難所となっている格技場では両陛下は分かれて避難者に歩み寄られて「お体はどうですか」「大変でしたね」などとつらい体験と長引く不自由な生活に対して、いたわりの言葉をかけて励まされた。余震が起き、皇后陛下は被災女性の手を握り「大丈夫ですよ」と声をかけられた。

  次の宮古市でも山本正徳市長の出迎えを受け、116人が避難する市民総合体育館を訪れられた。両陛下はそれぞれ、避難者のそばでお声をかけ、正座して話す避難者の言葉に耳を傾けた。

  釜石中で避難生活を送る大槌町の佐野真貴子さん(60)、伊沢佳津子さん(58)姉妹は1997年に同町で開かれた全国海づくり大会で来県された際に撮影した両陛下の写真を見せると、天皇陛下は「海づくり大会の時ですね」と気がつかれた。皇后陛下は「(大会でもらった)ハマギクの種を皇居内に植え、美しく育っていますよ」と話された。

  両陛下の東北被災地へのご訪問は4月27日の宮城県に次いで2県目。ご訪問された2カ所の避難所の周りにも両陛下をお迎えしようという市民が大勢駆けつけた。夕方には花巻空港を経由して帰京、皇居に帰られた。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします