盛岡タイムス Web News 2011年 5月 7日 (土)

       

■ 〈潮風宅配便〉43 草野悟 被災地視察バスを運行

     
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  この方たちは、と言いますと三陸鉄道の社員さんたちです。ずっと三陸に暮らし隅々まで熟知しています。震災後の危険な場所や自衛隊さん、警察さんなどの作業がどんなに大変かも知っています。左の社員は田老で家が消滅しました。

  50日を経過した今、新幹線も通り観光も声を上げてきました。人が来てくれることは、地域の経済にとって不可欠のものです。

  一方、世紀の大震災を見学に来る人が日増しに増えています。朝晩は作業車の中にレンタカーや珍しい他県ナンバーの車が混じり大渋滞を起こしています。作業現場でもお構いなく停車し写真を撮ったりするので、そのつど渋滞が起こります。

  そこで三陸鉄道は考えました。しっかりした理由で被災地を視察し、さまざまな提言や研究に生かしたいという団体を案内することにしました。被災現場でのマナーを守り、しっかりと視察していただくのが目的です。そのガイド役がご覧の社員さんたちです。

  三陸鉄道は旅行免許も持ってますので、希望に合わせて視察地のコースを組めます。案内も的確です。知識も豊富ですから質問にも的確に答えられます。ただプロのガイドとは違いますので、標準語で話せるかどうか(笑)。

  20人、30人の方がそれぞれ乗用車で移動するより、1台のバスで行ったほうが現場に迷惑をかけません。どんな準備が必要か、宿泊はどこにするのか、事前にしっかりと打ち合わせをして受け付けます。

  さらにいいことは、三陸鉄道の社員さんたちの仕事が増えることです。鉄道の復旧まで数年かかります。その間の収益事業も極めて大事な仕事となります。

  西和賀町の細井町長さんは、三鉄商品の応援をしてくれます。復興商品や旅行商品の取り扱いも地域の経済に貢献する三陸鉄道にとっては、まさに重要な任務なのです。皆様もぜひ応援してください。団体客のご紹介もありがたい支援なのです。

(岩手県中核観光コーディネーター)

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