盛岡タイムス Web News 2011年 5月 29日 (日)

       

■ 麺用小麦を自家栽培へ ラーメン店経営の柳家が紫波に7.5ヘクタール確保

 岩手、宮城両県で11店のラーメン店を展開する柳家(本社・盛岡市東安庭、大志田和彦社長)は、紫波町上松本地内の上松本洋梨団地跡地を借り受け、麺用の小麦栽培に乗り出す。園地は7・5f。地権者で組織した東根小麦作付地管理組合(鷹木邦雄組合長)との調整が整い31日に契約する運びだ。

 同社では麺用小麦の自家栽培のほか、農家からの買い入れも進める方針。大志田社長は「農家が維持していけるシステムを確立していくことが目標。農家と共存共栄できなければ飲食店も経営が成り立たなくなると判断した」と話している。

  同社は花巻市大迫町内の2・5fで小麦を栽培しているほか、盛岡市内の農家と契約して年間30dの小麦を確保、製麺している。「県産小麦100%のラーメンを提供している。店で提供するために必要な小麦は確保しているが、今回契約する7・5fでは土産用を考えている」と話す。

  「県外に売れる物をと考えた。ラーメン屋が自分で小麦を育ててお土産用の麺にするというストーリーが全国的になかった。強みとして全面に出したい。農家が栽培した小麦に付加価値を付けて販売し、土作りを含めて再生産できる価格で購入できるシステムを作る」と語る。

  国の補助を受けて栽培してきた小麦がビジネスになることを示し、良質な小麦を栽培してもらい価値に見合った価格で購入することで農家を支援することが狙い。「安売りは絶対しないし、その分は農家が経営できる価格で買う。そうすることによってわれわれも原材料を安定して確保できる」と強調する。

  柳家では東根山麓の農地で、麺に適したゆきちからを栽培する計画。農場はあづまね観光エリア内にある。周囲には紫波農園の西洋梨やブルーベリーの畑、ビューガーデンのラベンダー畑、養鶏場、水分神社の水、南部曲がり家がある。

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