盛岡タイムス Web News 2011年 5月 30日 (月)

       

■ 〈東日本大震災〉盛岡市大通で漫画家たちがトークライブ 知事も顔を見せる

     
  震災についてトークする吉田さんら漫画家たち  
 
震災についてトークする吉田さんら漫画家たち
 

 奥州市出身の吉田戦車さんら漫画家、イラストレーター、ライターによるチャリティーサイン会とトークライブ(主催・SAVE IWATE)が28日、盛岡市大通2丁目のMOSSビルで行われた。吉田さんのほか、しりあがり寿さん、とみさわ昭仁さんら日本の漫画やアニメのフロントに立つ8人が、東日本大震災津波の被災地支援のため来県。盛岡市でファンとふれ合った。会場には達増知事が姿を見せ文化的な支援に感謝した。

  漫画家の市川ラクさん、三宅乱丈さん、安田弘之さん、安永知澄さん、イラストレーターの寺田克也さん、ゲームシナリオライターのとみさわ昭仁さんが参加した。

  一行は26日から釜石市などで漫画の授業やボランティア活動を行い、被災の現状を肌で感じてきた。

  吉田さんは「自分の作品には胆沢平野や束稲山の風景が見えているが、幸いあのへんは多少の被害で済んだ。地震が起きたときは電話もつながらず胸をふさがれる思いで心配した。県南育ちで海水浴は高田松原、父は大船渡に勤めたことがあり、大変な思いでいる」と話し、本県出身の作家として、衝撃を語った。

  しりあがりさんは「たまたま『地球防衛家』というギャグマンガを書いていて、正義感のある家族が困っている人たちのため出動して失敗する話。ここで出動させないわけにはいかないと思った。でなければ不自然になると思っていたところに、SAVE IWATEから見てくれと言われてやって来た」と話し、被災地での支援活動を語った。

  ポケモンのゲームを手がけたとみさわ昭仁さんは「肉体労働をしていないので足手まといになるかと思った。両親が福島県で、浪江町を知っているが、福島にはなかなか行けないので、代わりに岩手に来て良かった」などと話した。

  達増知事は「被災地支援にクリエイターの力が確実に役立つことが証明された。漫画家の活動が被災地の皆さんを元気づけ、心と心がつながる」と感謝した。

  このあと漫画家の作品に登場する権利などを販売するオークションやサイン会が行われ、たくさんの義援金が寄せられていた。盛岡市の寺畑美穂さんは「しりあがりさんのファン。とても楽しかったし、皆さんが岩手のことを思ってくれていて感動した」と話していた。


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