盛岡タイムス Web News 2011年 6月 17日 (金)

       

■ 滝沢村など全住民に被災証明書 高速道路無料化の恩恵措置で

 東日本大震災津波の被災者の復旧・復興支援を目的として20日から東北地方の高速道路の無料化措置が実施される。無料化には震災による罹災(りさい)証明書または被災証明書の提示が必要。滝沢村など盛岡広域の一部市町村では長時間の停電などを理由に被災証明書の発行を行い、実質的に希望すれば全住民が無料化の恩恵を受けられる措置を考えている。

  盛岡広域で高速道路の無料化措置が受けられるように被災証明書の発行を検討しているのは、滝沢村のほか、矢巾町、紫波町、雫石町。矢巾町は既に16日から町役場1階特設窓口で発行を開始している。紫波町では17日、滝沢村、雫石町は20日からそれぞれ発行を予定する。盛岡市と八幡平市は現在検討中。

  このうち、滝沢村では3月11日および4月7日に発生した地震に伴い、物的な被害または長時間の停電による生活面での被害を受けた住民を対象に20日から被災証明書を発行することを決めた。同村は3月11日から3日間、4月7日は1日間、全村で停電が発生した。

  消防長決裁や内閣府の被害認定基準が必要な罹災証明書と異なり、被災証明書は一般的な行政証明の扱いで市町村によって取り扱いが異なる。市町村担当者からは「国で県内市町村は一律に無料化にするなど、基準を決めてもらえればいいのだが」と対応に苦慮する声も挙がっている。

  16日の議会全員協議会で柳村典秀村長は「村として全世帯が被災を受けたということで、申請のあった方にはすべて被災証明を出す。今後、高速道路を使われる方が相当数役場に訪れることになり、混乱も予想されるが、これをやらなければ一軒一軒被災したかを確認しなければならず、さらに混乱を招く」と説明した。

  同村では20日から村役場2階大会議室で即日発行する。時間は月曜から金曜が午前8時30分から午後5時15分(水曜は午前8時30分から午後7時)まで。証明手数料は無料。手続きには運転免許証や健康保険証、パスポートなどの本人確認ができるものと印鑑が必要となる。

  雫石町や矢巾町では平日に加えて、土、日の発行日も設けている。雫石町は25、26日、矢巾町は18、19日にそれぞれ午前8時30分から午後5時まで役場庁舎で発行を予定する。

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