盛岡タイムス Web News 2011年 6月 21日 (火)

       

■ 〈高速道被災者無料化〉証明書発行、盛岡市窓口へ7500人殺到

     
  アイスアリーナに被災証明の申請に詰めかけた市民の列  
 
アイスアリーナに被災証明の申請に詰めかけた市民の列
 
  東北地方の高速道は20日から、被災者と中型以上のトラック、バスの無料化が始まった。盛岡市では、無料化の条件となる被災証明を全員が申請できるため、初日の申請窓口は市民が長蛇の列をなし、受け付け時間を超過した午後6時過ぎになっても対応に追われた。初日だけで約7500枚の証明書が盛岡市から発行された。20日の高速道は午後から徐々に通行量が増え、料金所やパーキングエリアは混雑した。今週末には相当なラッシュが予想される。

  盛岡市は20日、午後1時から盛岡市アイスアリーナ、都南総合支所、玉山総合事務所で被災証明申請の受け付けを開始。職員30人態勢で臨んだ。アイスアリーナは午後2時までに玄関前広場がいっぱいになり、建物を半周するほどの行列ができた。アリーナのロビーに6つの窓口を設けて申請を受け付けた。

  職員は市民を15人ずつ分けて中に誘導し、一人ずつ名前を読み上げて書類を受け付け、被災証明を発行した。盛岡市の菅原茂さん(62)は「盛岡の発行はテレビで知った。自分は松園に住んでいて揺れは大変だったが被害は大したことはなかった。娘が郡山に住んでいる。孫がいるので早く行きたい。(原発から離れている)郡山でもやはり心配。小学生や赤ん坊は大丈夫だろうか」と話していた。車で郡山まで行くという。

  盛岡市の岩手大学4年の鳥谷部貴絵さん(21)は「中央公民館の絵本プロジェクトで絵本を持って被災地に行かねばならず、釜石道を利用したいので申請した。車は自分で運転する。どのくらい運べるか分からないがどんどん使って被災地を支援したい」と話していた。

  都南、玉山会場にも大勢の市民が詰めかけた。職員体制について盛岡市災害対策本部復興推進部の益岡信治事務主幹は「現場は多忙で書類が山積みになっている。きょうの状況を見てあす以降も対応する」と話していた。

  21日からは午前8時半から午後5時半まで、25、26の土日も午前9時から午後5時まで受け付ける。問い合わせは盛岡市復興推進部(電話019-651-4111)まで。


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