盛岡タイムス Web News 2011年 6月 28日 (火)

       

■ 往事の盛岡藩へ誘う もりおか歴史文化館、7月1日オープンへ

     
  7月1日にオープンするもりおか歴史文化館が報道陣に事前公開された  
 
7月1日にオープンするもりおか歴史文化館が
報道陣に事前公開された
 
  盛岡市が整備を進めてきた、もりおか歴史文化館(畑中美耶子館長)は7月1日オープンする。城下盛岡400年の歴史を語る上で貴重なお宝や資料が数多く収蔵、展示される。指定管理者のもりおか歴史文化館活性化グループは開館を前に、ボランティアの育成など来場者を迎える準備を進めている。オープニングセレモニーは同日午前10時から同館前の芝生広場で開かれる。当日は入場無料で、音頭あげや太鼓の演奏が行われる。

  建物は旧県立図書館の建物を整備、増築して完成した。館内は1階の観光交流ゾーン(無料)と2階の歴史文化展示ゾーン(有料)で構成される。

  観光交流ゾーンはコンシェルジュが市内の見どころなどを紹介する「町なか情報センター」、高さ9bの山車が展示される吹き抜けの「山車展示ホール」などが配置される。情報センターでは盛岡ブランド商品が展示され、企画展示室ではオリジナル商品の販売なども行われる。

  歴史文化展示ゾーンでは、盛岡城築城以前から近代の盛岡の移り変わりを六つのコーナーに分けて紹介する。南部家ゆかりの品や盛岡城の再現模型、城下町絵巻シアターなどを通じ地域の歴史に触れることができる。

  同館では開館から来年3月までに20万人の来場を見込んでいる。開館時点で施設前に入ることのできない大型バスは、当面の間中津川と大通に面した2カ所の一時駐車場を使用して対応するという。施設を所管する市教委では県警や地域住民と協議の上、今後の対応を検討していく。

  開館記念行事として、企画展「南部家の至宝〜名品が伝える盛岡の歴史」が9月19日まで同館企画展示室で開催される。細井計岩手大学名誉教授による特別講演「盛岡と南部氏」が7月3日午後2時から、県民会館中ホールで開かれる。ともに入場無料。企画展には歴史文化展示ゾーンへの入場料が必要。

  畑中館長は「初年度の目標はたくさんの人に足を運んでもらうこと。平泉の世界遺産効果もあり多くの観光客が岩手を訪れる。施設が観光の拠点になってほしい」と話す。「館内にいつでも盛岡弁があふれているような空間を作りたい。まんず、1回おでってくなんせ」と来場を呼びかけた。

  同館統括責任者の小泉治さんは「ハードは完成した。これからお客様に喜んでもらうためにスタッフトレーニングなどソフト面を構築する。来場者をまちへ導くのがこの施設の使命。商店街とのコラボレーションなども考えていきたい」とさらなる展開について語った。

  開館時間は4月から10月までが午前9時から午後7時、11月から3月までが午前9時から午後6時まで。毎月第3火曜定休。歴史文化ゾーンの入場料は一般300円、高校生200円、小中学生100円。企画展示室は別途入場料がかかる場合がある。盛岡市在住の65歳以上、同市の小中学校に通う児童生徒は、入場料が免除される。

  問い合わせは同館(電話681-2100)へ。


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