盛岡タイムス Web News 2011年 9月 3日 (土)

       

■ 復興問い県議選告示 2選挙区無競争、残り45議席を69人で

 東日本大震災津波で延期されていた県議選(定数48)は約5カ月遅れて2日告示され、16選挙区に72人が立候補を届け出た。盛岡地方をはじめ県内は広く雨模様の中、各候補が第一声を上げ、9日間にわたる戦いの火ぶたが切って落とされた。このうち紫波(定数2)と九戸(定数1)は定数と同じ現職のみの立候補となり、3人の無投票当選が決まった。大震災からの復旧・復興という重い課題に直面する中、ほかの14選挙区は復興の道筋やあり方、県政全般の課題に対する政策を訴え、激しい選挙戦を繰り広げる。投票日は11日で即日開票される。

 立候補届け出は県内11カ所の県選管出張所で午前8時半から受け付けられ、午前のうちに72人の届け出が受理された。午後5時までにほかの届け出はなく、2選挙区で計3人の無投票当選が決まった。

  立候補者は前回より3人少ない。現職38人、元職2人、新人32人の内訳。前回より現職と元職が減り、新人が1人増えた。

  候補者が最も多い選挙区は定数10と最多の盛岡。前回より3人多い16人が立候補し、激戦が予想される。定数5の選挙区は一関が7人の立候補のうち5人が新人と混戦模様で、奥州は民主が5人を立て議席独占をもくろみ、共産と地域政党いわての2人が阻止を図る。共に定数4の花巻と北上は民主が3人を立て1増をうかがい、自民や社民、地域政党いわてが前回獲得した議席の死守に懸命。

  合区となった宮古・下閉伊(定数)は民主2人と自民系3人と民・自が正面対決。自民の積極策が実るか注目の選挙区となる。岩手(定数3)の立候補5人は前回と同じだが、今回は共産が出馬を見送り、地域政党いわてが重点区として新人を擁立し、無所属の1人と合わせ、民主と自民の現職3人に挑む。

  八幡平(定数2)は前回と同じ政治勢力による三つどもえの戦いが再現される。複数区で唯一議席のない民主が力を注ぐ一方、自民と地域政党いわての現職が議席確保に死力を上げる。久慈(定数2)は8年ぶりの選挙戦。民主と自民の現職、元村長による3人の争い。

  釜石(定数2)は昨年の補選で初当選した民主と自民の現職2人のほか、延期選挙の日程決定後に民主新人1人が表明し選挙戦となった。二戸(定数2)は民主現職、自民元職、無所属新人の3人による争い。

  1人区は大船渡が告示まで1週間を切って無所属新人2人が表明し、民主現職と3人の選挙戦に急展開した。遠野は自民現職に民主新人が再挑戦。現職不在だった陸前高田は新人の一騎打ち。

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