盛岡タイムス Web News 2011年 9月 24日 (土)

       

■ 東北新幹線、半年ぶりに正常ダイヤに

 東北新幹線が23日、東日本大震災津波の発生から約半年ぶりに正常ダイヤに戻った。同日は盛岡駅で完全復旧を祝うキャンペーンが行われ、観光関係者が横断幕で出迎えた。東北新幹線は3月11日と4月7日の大地震により、高架に大きな被害を受けた。その後、区間ごとに順次再開し、4月29日には全線再開したが、一部区間で徐行運転を強いられ時間がかかっていた。念入りな点検のうえで安全を確認し、23日から震災前の運行に回復した。

 盛岡駅ではつなぎ鶯宿地産馳走グループが「ようこそ幸せいずる国いわてへ」と書いた横断幕を掲げ、復興ムードをアピールした。盛岡市と雫石町の温泉関係者が法被を着て土産を配り、わんこそばのキャラクターが登場して観光に誘った。

  グループ代表の盛岡市の四季亭の間瀬信康社長は「これでいくらか東北に足が向いて来てもらいたい。客足はいくらか戻りつつあるが、まだ完全復活というわけではない。平泉で弾みを付けて、新幹線でさらにたくさん来てほしい」と期待した。

  盛岡市の愛真館とホテル紫苑の遠藤直人営業本部長は「これでいくらかでも東京方面のお客さまに来てもらい、秋の観光シーズンがにぎわってほしい。デスティネーションキャンペーンに向けても。新幹線のダイヤが戻れば輸送力が全然違ってくる」と話していた。

  青森開業後にデビューした「はやぶさ」は大雪や地震でスピードを発揮できないでいたが、23日からはダイヤ通り2時間20分で東京|盛岡間を結んだ。徐行を解除して21分短縮した。

  盛岡市の会社員の赤沢徳俊さん(37)はダイヤの正常化について、「そのタイミングを狙って家族で旅行に出かけた。速くなれば小さい子ども連れには楽だし、東京での時間が1時間長くなる」と話した。宇都宮市の主婦の鮎沢和恵さん(57)は「主人がこちらに仕事に来ているので、乗り換えしないで直通で早く着くことができて良かった」と話し、正常化を喜んでいた。

  盛岡駅の佐藤年男駅長は、「これまでご迷惑をおかけしたが、やっと正常に戻った。新幹線を早く動かしてくれたことに感謝の声もいただいているし、改めてたくさんの人に利用してもらっていたことを感じている」と話し、胸をなでおろしていた。

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