盛岡タイムス Web News 2011年 12月 6日 (火)

       

■ 息長い復興支援を 盛岡地区の民間団体がネットワーク

     
  もりおか復興支援ネットワークの設立総会  
 
もりおか復興支援ネットワークの設立総会
 
  東日本大震災津波で被災者や被災地、復興を支援する民間団体で構成する「もりおか復興支援ネットワーク」は5日、設立された。当初19団体で構成され、市内や盛岡広域圏の範囲内で行政を含めて情報を共有し、息の長い支援で復興を後押しする考え。懇談では各団体から支援の人手不足や資金が限られた中で活動する実態も浮かび上がった。こうした中、「大変な思いをしている人がたくさんいる。盛岡でやるべきことは山ほどある」と支援の継続と拡大へ結束を誓った。

  同日同市中ノ橋通のプラザおでってで設立総会が開かれ、約40人が出席した。設立時に入会しない団体も顔を見せた。設立趣旨、規約、今年度の事業計画と収支予算が承認された。

  設立に向けては市内7団体が10月に準備会を組織し、市を交えて協議してきた。今年度は次年度へ向けた取り組みの方向性を出すための準備期間と位置づけ。事業内容は▽隔月の情報交換会▽市内の支援団体約200団体へのニーズ調査▽ブログ立ち上げ▽肴町商店街への掲示板開設▽市当局との意見交換会−などを行う。事業費は協賛金・寄付金、負担金を充てる考え。

  役員は代表に寺井良夫SAVE IWATE代表理事、副代表に浅沼道成NPO法人まつぞのスポーツクラブ理事長、監事に岩舘仁市社会福祉協議会事務局長、事務局にNPO法人アイディング。参与に市当局を据えた。現在の構成は盛岡商工会議所や既存のNPO法人、傾聴ボランティア、震災後立ち上げられた団体など。

  寺井代表は総会冒頭、「それぞれが得意分野で活動してきた。個別の活動では立ちゆかない場面も出始め、スタッフやボランティアにも疲れが見えてきた。みんなで力を合わせ、被災地支援を改めて考え、支援体制を立て直したい。息の長い支援ができるよう取り組みたい」と呼びかけた。

  支援ネットの活動期間はおおむね10年先を見据えている。

  その後、1回目の情報交換会が開かれ、寺井代表、NPO法人参画プランニング・いわての平賀圭子理事長、市社協の工藤和徳地域福祉課長補佐が事例発表。平賀理事長は「全国からの支援金が底を尽きるまで支援したい。その時必要と思ったことをやって追い立て回されここまできた。落ち着いて反省する暇もなかった」と振り返っていた。

  出席団体が活動紹介と今後の課題、ネット設立への期待について発表。このうち若者らの「いわてゆいっこ盛岡」では内陸避難者を対象に除雪ボランティアの計画が紹介された。「課題はどこも同じと思うが、人手不足。企画はたくさん出ても障害になっている。ネットワークを通じて賛同してもらい活動できれば」と期待した。

  ネットワークへの入会、事業資金の寄付などに関する問い合わせは事務局のアイディング(電話635−1200)へ。


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