盛岡タイムス Web News 2011年 12月 7日 (水)

       

■ 〈アートは元気の素〉9 えいこ・いのうえ マボロシの島

     
   
     
  仙台に自然エネルギーを利用した「エコタウン」を建設するという記事を読みました。もっと早くこの運動はスタートしていれば、原発も阻止できたのになんて思いながら読んでいた。

  今回は、藤城清治さんのハンカチを見つけてから、太田光さんとの「マボロシの鳥」の大型絵本を本屋さんへ探しに行ったので、そのお話です。

  絵本は、劇場をそのまま動かしているようなお話で、オリオン劇場を舞台にしたチカプーの物語です。

  一番初めにめくったページが「芸人がなぜ、自分の芸をお客に見せたいと思うか、わかるかい?いちばんの理由は、この客には、いま自分が必要なんだって確認したいからだ。わかるかい?」という、このページが印象的でした。

  絵の藤城さんは、若いとき影絵を始めた時のカミソリを今も使っていて、危険そうなカミソリで大胆に場面を仕上げています。あまりの影絵のすばらしさに「マボロシの鳥」の帯にあったアンデルセンの「ぶどう酒びんのふしぎな旅」も注文してみました。

  初めて出版したときアンデルセンの本を藤城清治86歳にして新たに書き下ろした渾身(こんしん)の作という改訂版です。1950年に暮らしの手帖社から刊行されたものを講談社が再編集したものだそうです。
(児童画家)



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