盛岡タイムス Web News 2011年 12月 20日 (火)

       

■ 描くのが好きな3人展 ひねもすほっと茶屋

     
  三人展を開いている厚谷淑恵さん、平野展子さん、澤田セツさん(左から)  
  三人展を開いている厚谷淑恵さん、平野展子さん、澤田セツさん(左から)  
  描くことが好きな仲間たちによる三人展が24日まで、ひねもすほっと茶屋(盛岡市中ノ橋通2の6の2)で開かれている。「楽しく」を合言葉に筆を取った油彩や水彩画、絵手紙が20点並ぶ。

  油彩の「迎秋」で新たな切り口の構図に挑戦した盛岡市長田町の平野展子さん(76)。「絵は描きたいものを真ん中に持ってくるが、これは一つの冒険」と、メーンのホオズキを画面上部に描出。中央から手前はスポットライトを当てた空間を。そこにホオズキを一つ転がし、動きを添えた。全体は黄金色のグラデーションでまとめ、前の絵のマチエールが見どころを増やしている。絵を始めて10年。「80歳前に一度は芸術祭に出品してみたい。心の中には津波のことを描きたいという思いがある」と話す。

  同市つつじが丘の厚谷淑恵さん(67)は同じく油彩の「秋の忘れもの」。つた製の花器には冬に迷い込んだ秋色のドライフラワー。花材の表情を変化させながら、画面いっぱいに収めた。カスミソウは下地を残しながらマチエールを浮き出すように勢い良く。ホオズキはつややかにしっとりと。背景に渋い紫を選びながら、個々の色はにごりがないようにまとめた。「生活感を意識して、風景と人物を組み合わせた動きのある絵を描きたい」と意欲を高める。

  あけぼの色のコスモスが華やぐ水彩画「秋の花」は同市山岸の澤田セツさん(72)の作。「窓際の花々を描きたい」と、近所に咲くコスモスや庭のホオズキを摘みに出かけ、花瓶の中に。「コスモスのしなやかな優しさを表現したい」と、綿雲をなぞるような筆致であっさりと仕上げた。いつも感動を覚える岩手山に憧れて始めた絵画。「そろそろ、家に飾りたいと思える岩手山を描きたい。見ていてほっとする絵も目指したい」と話している。

  午前11時から午後11時まで。日曜定休。問い合わせは、厚谷さん(電話651-9939)まで。


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