盛岡タイムス Web News 2011年 12月 22日 (木)

       

■ 工藤玉山区長が勇退へ 盛岡市との合併に導く

 盛岡市の工藤久徳玉山区長(76)が今期限りで引退することが、21日までに分かった。旧玉山村長として2006年1月10日の旧盛岡市との合併を成就させた立役者。その後も地域自治区の玉山区長として、合併効果を最大限発揮するようけん引してきた。現任期は来年1月9日まで。工藤区長は取材に対し「22日に市議会でお話しする」とのみ述べた。

  引退に関しては、本人の年齢や健康面のほか昨年夫人が逝去したなど、区内の関係者らからさまざ
ま理由が挙げられている。

  谷藤裕明市長は取材に対し「まだまだ頑張っていただきたいという思いはあるが…」と話した。後任 の区長については「まだ」という。区長人事は議会の承認を経ないで市長が選任できる。

  玉山区内では、後任区長に玉山区出身者を求める意見が圧倒的。引退に合わせた新任期での選任が間に合わなければ、川村秀文玉山総合事務所事務長が当面兼務することになる。その場合も区長は副市長や一部の部長を含む幹部会議の一員であり、期間は限定的とみられる。

  工藤区長は盛岡商業高卒。1968年村議初当選、通算7期。同正副議長ほか村農業委員も歴任。92年村長選初当選で連続4期。4期目途中の06年1月に合併を迎え、最後の村長となり、同月から区長に。現在3期目。

  旧村時代は合併を主導し、04年10月には村内で合併反対を唱える対抗馬と一騎打ち。その後、合併反対の住民直接請求などもあったが「互譲の精神」「一体感の醸成」を住民に訴え、合併を成就させた。区長になってからも、周辺部になると懸念する区民の声を市当局へ代弁する役割を果たしてきた。

  2年前には一時引退のうわさもあったが、谷藤裕明市長や地元からの慰留もあり、続投。10年度には渋民地区土地区画整理に関する損失補償問題で引責とも取れる発言をして憶測が飛び交った。

  市議会の会派幹事長会議へは既に「12月定例会最終日に工藤区長があいさつする」と伝えられている。工藤区長は最終日22日の本会議で退任のあいさつをする予定。


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