盛岡タイムス Web News 2011年 12月 28日 (水)

       

■ 「絶対また戻ってきます」 かわいキャンプ年内の活動終える

     
  年内最後の活動を終えかわいキャンプに戻ってきたボランティア  
  年内最後の活動を終えかわいキャンプに戻ってきたボランティア  
  被災地復興支援ボランティアの拠点施設となっている宮古市川井の盛岡市かわいキャンプは27日、年内のボランティア派遣を終えた。年内最後の活動日となった同日は、宮古市、山田町、大槌町でボランティア16人が活動に従事。同施設は1月4日に開所し、5日からボランティア派遣が再開される。
(泉山圭)

  午後4時すぎ、山田町での活動を終えたボランティアがワンボックスカーで同施設に到着した。施設に入ったボランティアに職員が「お疲れさま」と声を掛けた。同日は施設に宿泊し翌日帰途につく人もいたが、盛岡からの夜行バスに乗るために急いで衣類などの荷物をまとめるボランティアもいた。

  旧県立宮古高校川井校を活用した同施設。滞在中に寝泊まりするスペースとなった教室の黒板には「みんな気持ちは一つ」「お世話になりました」「動けば変わる」などボランティアが残したメッセージが書かれている。

  東京都内で非常勤講師をしている鏑木慶さん(30)は、10月に続き今月25日から同施設に滞在して被災地で写真整理などの活動を行った。「同じ日本人。遠い国で起きていることではない。いずれ自分の身にも起きるかもしれない」。被災者と接して支え合うことの大切さを改めて実感したという。

  「何回も来たいと思うけれどホテル代はもったいない自分にとって、無料というのが非常にありがたかった。3月くらいにはまた来られるかな。絶対にまた戻ってきます」。来年も活動は続けるつもりだ。

  福岡県から来ている江口敏治さん(38)は7月16日から約半年間を同施設に滞在しボランティアに従事してきた。「活動を通して地方にいろいろな友達ができた」。年末年始はボランティア仲間に会うためにいったん同施設を離れるが、1月7日には再び戻ってくる予定。「まだやり残したことはたくさんある。まだ活動は続けます」と話した。

  7月6日の開所から同施設には県内外からたくさんのボランティアが滞在。宿泊利用したのは延べ5441人、日帰りを含めると延べ5903人が同施設を拠点にボランティア活動に従事した。

  かわいキャンプの瀧野常實所長は「5400人を超える方が年末まで寒い中で活動してくれた。地元盛岡が県土の復興のために被災地を支援していかなければならない時期だが、まだまだ全国の皆さんの力を借りることがたくさんある。ここには生活設備はかなり整っているので、安心して全国各地から来てもらいたい」と話した。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします