盛岡タイムス Web News 2012年 2月 12日 (日)

       

■ 〈写真集「南部馬の里」〉42 遠藤広隆 馬小屋から

     
   
     
  表は雪が降っていた。馬は、窓から顔を出して、降り積もる雪を眺めていた。この馬は、顔の白紋のあたりが少し膨らんでいるが、それは親馬から似たそうだ。

  食べかけの草が口からはみ出している。餌を食べている最中に、どんな物思いにふけっているのだろうか。耳は前方を向いているが、目は、半開きでうつろだ。

  あまり動き回ることもできない馬小屋に閉じ込められている自身の境遇を悲観している?しかし、外は雪だ。走り回りたい気にもなれないから、気分は憂鬱(ゆううつ)、といったところだろうか。

  こんな表情をしている馬たちには、「おい、元気出せよ」と声をかけたくなる。



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