盛岡タイムス Web News 2012年 2月 15日 (水)

       

■ 相次ぐ死亡火災 消防本部、火の扱いに注意呼びかけ

 2012年に入り、盛岡地域での火災件数が増加している。盛岡地区広域消防組合によると、1月1日から2月13日までに管内で発生した火災件数は16件で、2011年の2月末までの件数(14件)を既に上回っている。犠牲者もやや多く、11年は年間で8人、2月末までに1人だったのに対し、今年は2月14日までに3人が亡くなっている。消防では暖房器具など身近な火の取り扱いに注意を呼びかけている。

  盛岡地区広域消防組合消防本部予防課の伊藤達彦予防係長によると、冬季は秋口と並んで火災が発生しやすいという。107件の火災が発生した2011年も2月に9件、3月に15件、4月に10件が集中して発生している。通年で発生するたばこやガスコンロが原因の火災に加え、ストーブなどの暖房器具を原因とする冬期特有の火災も多く発生する。

  反射式ストーブの給油時にこぼれた灯油が原因の火災例もあるほか、火を使わないハロゲンヒーターも、発生する熱で周囲の可燃物に着火し、火災につながることもあるという。伊藤係長は震災で防火をはじめとする防災の意識が高まっている一方で、火災が減らないのも事実と語る。

  消防では3月1日から7日まで春の火災予防運動を実施し、火災予防の啓蒙を行う。重点項目として▽寝たばこは絶対にやめる▽ストーブは可燃物から離れた位置で使用する▽ガスコンロを離れるときは火を消す−の3つの習慣と、▽住宅用火災警報器を設置する▽衣類などからの火災を防ぐために防炎品を使用する▽住宅用消火器を設置する▽隣近所の協力体制を作る−の4つの対策を呼びかけている。

  「この時期は暖房器具を使用することが増えるので、注意してほしい。特に給油時やストーブの周辺に洗濯物など燃えやすいものを置かないよう気をつけてほしい」と注意を促した。


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