盛岡タイムス Web News 2012年 2月 19日 (日)

       

■ 〈アートは元気の素〉13 えいこいのうえ 「佐野洋子さん」

     
   
     
  天声人語に、ファーブルになぞらえて樹木の事を書いていた。

  陸前高田の一本松は樹齢270年。植えられたのは徳川吉宗の頃という。忌まわしい波さえなければ、と涙しただろうか?と。その一本松が枯死することになったのだから残念だった。

  今回の絵本は、昨年亡くなられた佐野洋子さん。「100万回生きたねこ」は、私は絵から入った。うちの子どもは、これ読んでと言わなかった。この哲学はうちの子には、むずかしかったのでしょう。

  「おじさんのかさ」もそうだ。強引な佐野洋子ワールドがあるからです。それが先日買ってきた「魔利のひとりごと」の挿絵をみて分かった。森茉莉さんとのコンビネーションが、強引に創り出す手法を身につけたと佐野洋子さんが書いていた。なるほどだ…。

  詩人の工藤直子さんへの挿絵もそう。「てつがくのライオン」もいい。この名作は、強引さから来ているのかと納得した。

  わたしはその強引さをまねっこしてバレンタインカードを作っていた。でもそんな強引なチョコは渡したことがない。いつも自分チョコを買うぐらいだ。
  (児童画家)

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