盛岡タイムス Web News 2012年 2月 21日 (火)

       

■ 15年度までに100人規模の設計拠点に 日揮が盛岡市内に新会社

     
  106ビル内に開設したプラントエンジニアリングセンター盛岡に勤務する若手技術者たち。4人のうち3人が県内高校の卒業生だ  
  106ビル内に開設したプラントエンジニアリングセンター盛岡に勤務する若手技術者たち。4人のうち3人が県内高校の卒業生だ
 
  世界有数の石油・化学などのプラント設計監理を手がける総合エンジニアリング会社・日揮のグループ会社は、盛岡市内に「プラントエンジニアリングセンター盛岡」を開設した。2007年同市内に開校したプラント配管設計技術者の養成機関・配管学校修了者の受け皿として、既に横浜市の本社などで実務経験を積んだ3人が配属されている。会社は15年までに100人規模の設計拠点にしたい考え。

  センターを開設したのは日揮100%出資の日揮プラントソリューション(JPS=前・日揮プロジェクトサービス、本社・横浜、和田章社長)。同社は07年4月に盛岡市加賀野の盛岡地域職業訓練センターに養成機関の配管学校を開校。毎年度15人規模で契約社員として採用し、有償で2年間養成している。

  一人前の技術者になるためには7〜10年かかるという。配管学校には盛岡市など県内の高校卒業者が9割を占める。工業科のほか普通科や商業科の卒業生もいる。これまで約50人が修了。新年度からは養成期間が1年間に短縮され、10人が入校する予定。

  同社は09年1月に配管設計業務を目的に、修了生を育成する「プラントエンジニアリング盛岡」を職訓センター内に設立。さらに横浜本社に配属され、海外に派遣されるなど実務経験を積んでいる。

  和田社長は20日、盛岡市役所を訪れ、谷藤裕明市長とセンター開設と今後の展開について会見した。

  それによると、センターは同市中ノ橋通1丁目の106ビル3階に入居。配管学校修了の1、2期生3人を含む5人体制で操業中。春には2期生1人がさらに配属される予定。今後人員、事業拡大ととともに事業地を市内で探していく。将来的には加賀野のプラントエンジニアリング盛岡も併設する考え。

  和田社長は「地元出身者が盛岡に戻って安心してじっくり技術を磨き、プロ技術者として働いてもらえる場所と位置づけている。盛岡から世界のプラントが生まれるよう目指したい」と意欲を語った。

  谷藤市長は「開設は地元の若者が地元で働ける安定した雇用の場として定住化促進にもつながる。元気なまち盛岡の実現に向けて大いに期待している。市としてもできる限りの協力をし、さらに若者の働く場の確保に努めたい」と述べた。


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